マカティでウクライナ料理を食べて平和を祈る。

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2022年3月29日

 

 連日ニュースで耳にする国、ウクライナ。自分にとってこれまでなじみがなかった国だが、映し出される美しい街の様子に心が惹かれ、爆撃され破壊された街を見て心が痛む。

 

 

 ウクライナという国について、もっと知りたいと思ってネットで調べるようになった。そして、ふとマニラにウクライナ料理の店はあるのだろうかと思い、探してみた。

 

 

 すると意外にも自分が住むマカティのコンドミニアムから歩いて15分ほどのところに、あることがわかった。ドニャ・ペルメニャ(Doña Pelmeña)というウクライナ、ロシア、ポーランド料理レストランで、元はロックウェルに実店舗があったそう。今は、事前注文による持ち帰りのみとなっている。ウクライナ料理を食べるのは、50数年生きてきて初めてである。ロシア料理もシンガポールで数回と、30年ほど前に東京・神保町のすずらん通りの店で食べたのみ。まさかマニラでウクライナ料理に出会えるとは思っていなかった。

 

 

 3月下旬、さっそく注文してみた。ホットロシアンセットランチにはペリメニ(Pelmeni)という小ぶりでキュートな餃子?ラビオリ?に、ヴァレーニキ(Vareniki)というまさに見た目は餃子、まさにロールキャベツなホルブツィ(Golubtsi)、そしてドイツ料理でもおなじみのキャベツの漬物ザワークラフト(Sauerkraut)が付いてきた。

ホットロシアンランチセット(400ペソ)

 

 ウクライナ式餃子定食のようで、餃子好きな私にとってはうれしいかぎり。ウクライナでも中国同様、餃子は主食なのだろうか。ヴァレーニキは中にマッシュポテト、ロールキャベツは日本同様に肉が包まれていた。ロールキャベツは、てっきり日本発祥の洋食だと思っていたが、元祖はウクライナ、ロシア、東欧だったのだろうか?

 

 

 代表的なロシア料理だと信じ込んでいたボルシチも実は本家はウクライナなのだそう。ドニャ・ペルメニャにもボルシチ(Borscht) があり、冷凍されているのをレンジで解凍してから、野菜がたっぷり入った鮮やかなビートの色のスープを楽しんだ。

 

 

 ペリメニは冷凍で1キロ500〜600ペソで販売しているので、買い置きに、またはパーティーなどでも活躍しそう。

 

 

 

ボルシチ300ペソ

 

 一刻も早く、ウクライナに平和が戻りますように。(K)

 

 

 〈ドニャ・ペルメニャ注文方法〉

 

Doña Pelmeñaのフェイスブックからメッセージを送り、メニューと注文用の電話番号を送ってもらう。

 

 

メニューを選んで、電話またはテキストで注文を送る。

 

注文した料理が用意される時間と所在地が返信されてくるので、その時間に自分が受け取りに行くか、またはLalamoveを手配する。代金の支払い方法についても知らせる。自分で受け取りに行く場合は、注文を受け取りの際に現金で支払う。

 

 

 

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