あさめしのもんだい

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2021年10月22日

 

 

 フィリピン料理は好きなのだが、困ったことがある。朝食に何を食べていいのかわからないのだ。フィリピンの典型的な朝食、日本のご飯に味噌汁、焼魚、卵、漬物に当たる(?)タプシログは、朝からガーリックライスを食べる気が起きず、どうも惹かれない。朝からビーフやミルクフィッシュを食べるのは1日の活力源のためには、理にかなっているのかもしれないけれど。

 

 

 パンデサルにチョコレートクリームや粥のルガウを食べたりもしたが、結局はパンやシリアルで済ます朝食になってしまう。だが、そんなコンチネンタル風な朝食ばかりだとやはり飽きてきて、その反動か週末は近所のカフェでイングリッシュブレークファストが楽しみになったりもする。だが、やはりフィリピンにいるからには、フィリピンらしい朝食を食べたいのである。シンガポールやマレーシアのような、ナシレマやロティプラタやロティチャナイ、バクテー、粥というように、何を食べようか朝から迷ってしまいそうなほどのバリエーションはフィリピンでは期待できないものか。

フィリピンのコンフォートフード、ルガウ(Lugaw)。

 

 

 そんなことを考えながら、通勤途中アルナイズ通り(パサイ通り)を歩いていると、閉店したホテルの跡地に新しい店の工事が行われていた。

 

おかずとおかず、朝ごはんとおかず・・・・・・かなりたくさんのおかずがあるということか? おかしな日本語を指摘した方がいいだろうか?

 

 左側に台北スパ24時間営業、フットマッサージ、ボディマッサージ、そして右側に永和粥舗、朝ごはんとおかず、さらに、さらに「おかずとおかず」と看板に日本語で書かれている。永和というのは、台湾の新北市にある地名らしく、工事現場にいた人に聞くとやはり台湾料理店と言う。フィリピンらしい朝食とはいかないが、粥好きの私は朝の通勤時に通い詰めることになるだろう。そして仕事後には、疲れた心と体を癒すために、マッサージ店にも通うことになるかもしれない。明日10月23日(土)がオープン予定ということだったが、そこはフィリピンあるあるなので、もし遅れても気長に待ちたいと思う。(T)

 

 

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