スクランブルエッグ? ポロ? 困惑のマニラ

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2021年1月18日

 

 マニラに住んで4年半になろうとしているのに、今も日常生活の中で新しい発見がある。先日ランチの時に、自分がこれまでの人生でオムレツ、もしくは玉子焼きと呼んできたメニューを注文したら、店のおばさんに「スクランブルエッグね」と言われた。

 写真を見てもらうとおわかりいただけると思うのだが、どう見てもこれはオムレツではないでしょうか。スクランブルエッグの見た目はもっと卵をかきまぜた、まさにスクランブルな感じが残っている卵料理であって、通常はこのようには半月状の形にはなっていないはず。

 

フィリピンのスクランブルエッグ(左)と日本のスクランブルエッグ

 

 

 この店のおばさんだけがそう言うのかと思えば、フィリピン人の同僚に見せてもスクランブルエッグと言う。日本で一般にスクランブルエッグと呼ばれる料理の写真を見せて呼び名を聞くと、これもスクランブルエッグと言う。どうやらオムレツもスクランブルエッグも区別しないのが、私の周りのフィリピン流のようである。ひょっとして目玉焼きもスクランブルエッグと呼ぶのではと期待したが、目玉焼きはサニーサイドアップだった。

 

 さらに困惑したのは、私が着る白いワイシャツのことを「ポロ」と呼ばれたことだ。フィリピンでワイシャツの正式名称はロングスリーブポロ、またはフォーマルポロ。そして、日本で一般に言うポロシャツは、フィリピンでもポロシャツ。日本人にとってのワイシャツがポロで、ポロシャツはポロシャツということである。

フィリピンではポロとポロシャツ

 

 通販サイトのSHOPPEで、POLOと打ち込んで検索すると、ボタンが付いた半袖のシャツやアロハシャツのような服が出てきて、やはり日本人がイメージするポロシャツとは違う。ポロシャツを見る時には、POLO SHIRTSと検索する。

 

 フィリピンに着てまだ間もない日本人が、「明日はポロ着用でお願いします」と言われ、いざ日本で言うポロシャツを着て行ったら1人浮いてしまうこともありえる。

 

 ところ変われば呼び名も変わる。マニラにはほかにもまだまだありそうだ。(T)