昨日(4月14日)のランチタイムにマカティ市のショッピングセンター、グロリエッタにあるジャパンタウンに行ってきた。オフィスからちょっと足をのばしてランチへ行くのもかれこれ1年ぶり。このジャパンタウンに行くのもゆうに1年ぶりである。コロナ禍前は、このジャパンタウンがある屋上からそのまま行ける映画館へ行くのがお決まりのルートだったが、もちろん映画館へも1年以上行っていない。

 

 ジャパンタウンにラーメン、カレー、とんかつ、しゃぶしゃぶ、焼肉などの専門店が並ぶのは昔と変わっていないように思うが、店の顔ぶれはどうだろう? 変っているような。日本の繁華街の街並みを写した大きな写真パネルは以前と変わらない。街並みをそのまま写しているので居酒屋や各種飲食店、まんが喫茶など看板がそのまま出ている。グリコの大きな看板もある。 「無料案内所」というのもそのまま出ていて、いいんだろうか・・・・・・と思ったりもするのだけれど。

 

 

 以前と明らかに変ったのは、ジャパンタウンの真ん中に鎮座するものである。前は何があったか覚えていないけれど、今あるものは絶対になかった。今あるのは、ゴジラの頭だ。アート作品らしい。日本のイメージ=ゴジラというのは、ひょっとしたらフィリピンでは斬新で、インパクトはあるしインスタ映え確実。首が短くてずんぐりしているのでハリウッド版のゴジラのようである。個人的にはその昔、東宝映画でモスラとかガイガンと戦っていた時代のゴジラの方が好みなのだが。このゴジラの頭がこのまましばらく展示された後は、ぜひほかの日本が誇る特撮怪獣の頭シリーズをやってほしいものだ。

 

これでゴジラの咆哮音が出たら最高。

右から見た横顔

 

 バギオには有名なライオンヘッドの像があるが、マカティにはゴジラの頭がある。私は心の中でライオンとゴジラだったら、マカティのゴジラの方が勝ちだなと思った。根拠はない。

 

 

 実は怪獣に限らず動物の巨大な像を見るのが好きで、感動するのは今に始まったことではない。思い返してみれば、20年ほど前にニュージーランドで魚の巨大な像を見て感動した。ニュージーランド南島ラカイアというところにある12メートルのサーモン像、同じく南島ゴアにあるブラウントラウトの像。サケやマス釣りの名所として知られるところならではの魚の像である。

 

 

 フィリピンも各地に名産品の巨大な像を建造してはいかがだろう。バグス養殖で有名なパンガシナン州ダグパンにはミルクフィッシュ、ミンダナオならカカオやバナナといった具合に。その土地のランドマークになるだけでなく、私のように、それら巨大像を見るために訪れる観光客もきっといると思うのだ。(W)