筆者の生活圏にあるランドマーク、マカティ・セントラルスクエア(旧名マカティ・シネマスクエア、マカティスクエア)の周辺はコロナ禍でかなり変わった。なくなった店もある。そして、新しくできた店もある。

 

 マカティ・セントラルスクエアのいくつもある出入り口のうち、チノロセス通り側、シェーキーズ前の広場は以前、ローカルバーべキューの屋台が出ていたが、今はラーメン店や日系の焼き肉店が出店している。そして、店全体がかご? 檻(おり)?のような、金網に囲まれた店が昨年12月にオープンした。床は地面そのままで、屋根はあるが周りは金網である。

 

 提供されるメニューは韓国料理だが、焼き肉はない。ホットドッグやトーストなど軽食中心で、コリアンカフェがコンセプトのようである。私はトーストと、この正月に餅を食べなかったのでトッポギを持ち帰りで注文した。

 

 

 

 店のスタッフに、どうして金網にしたのかと聞くと、コロナ禍の今は換気が大切だからとの回答。確かに、店内にいても常に風の流れを感じ、開放感がある。これは屋外席に扱いになるのだろうか?

 

 

 

 ふと気付いたのだが、この店の名前が見当たらない。店名を聞くと、「店名はないんです」とまさかの回答。The Cageとか、しゃれた名前を期待していたのだが。ちなみにこの店の営業時間は正午頃から夜8時30分。

 

 

 金網というと、私はかつての国際プロレスの金網デスマッチの鬼、故ラッシャー木村氏を思い出す。家で、金網に囲まれた店で買ったトッポギを食べながら、YouTubeで金網の中で戦うラッシャー木村氏の勇姿を見ようと思った。(W)

卵焼きとハムをはさんだトーストは、韓国の 屋台風とのこと。