「スリラ・イン・マニラ2」をぜひ!

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2020年12月16日

 明日12月17日は何の日かご存じだろうか。知っていたら、あなたはかなりのフィリピン通かボクシングファン。12月17日はボクシングの世界チャンピオンで上院議員、マニー・パッキャオの42歳の誕生日である。

 

 

 昨年7月にWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級タイトルマッチに判定勝ち後、試合から遠ざかっているパッキャオ。あと何試合できるかという年齢だが、ファンとしてはぜひマニラで1試合はやってほしいと思う。2018年に行われたパッキャオの試合の後、あるプロモーターはフィリピンでの開催に関心を示し、「スリラ・イン・マニラ(Thrilla in Manila) 」の興奮をよみがえらせると意気込んでいるとの報道があった。

 

 

 スリラ・イン・マニラは1975年10月1日、マルコス政権下のマニラで行われたムハマド・アリとジョー・フレージャーの3度目の対戦であり、ボクシング史上最高の名勝負の一つとされる。試合はアリが14ラウンド(当時は15回戦制)TKO勝ちを収めた。YouTubeで試合を見ることができる。

 

2016年6月、アリ・モールで「スリラ・イン・マニラ回顧展」が開催された。(EPA=時事)

   

 このスリラ・イン・マニラの会場となったのが、首都圏ケソン市のアラネタ・コロシアム(Araneta Coliseum)。今もバスケットボールやコンサートの会場として使われている。そこから歩いて5分ほどのところにアリ・モール(Ali Mall)というショッピングセンターがある。スリラ・イン・マニラの翌年に完成したフィリピン初の大型ショッピングモールで、名前はムハマド・アリにちなみ、開店式典にはアリ本人も出席したという。

MRT3号腺アラネタ・クバオ駅から見えるアラネタ・コロシアム(2018年9月撮影)。

フィリピン初の大型ショッピングモールとされるアリ・モール(2018年9月撮影)。

 

 スリラ・イン・マニラは、マニラの国際的な知名度アップに計り知れない貢献をしていると思う。そしてパッキャオは、フィリピンで試合を行うことでコロナ禍に苦しむフィリピンの人々を勇気づけることができるのではないか。もし、パッキャオ版スリラ・イン・マニラ2が実現するとしたら、会場はどこになるのだろう? やはり由緒あるアラネタ・コロシアムだろうか? それとも最大のフィリピン・スポーツ・スタジアム&アリーナだろうか? 問題はスタジアムがブラカンにあるのでスリラ・イン・ブラカンではキャッチフレーズとして語呂が悪い。代わりにブラディー・イン・ブラカン(Bloody in Bulacan)などいかがでしょう? 

 

 

 国民的英雄パッキャオの人気を考えれば、スリラ・イン・マニラ2の後には「パッキャオ・モール」や「パッキャオ・アベニュー」ができるかも。またパッキャオの誕生日12月17日が「パッキャオの日」として祝日となるかもしれない。(T)