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コロナ禍を越えて フィリピンで英語を学ぶ。

2020年12月7日

 

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 コロナ禍は、日本人にとって人気の語学留学先であるフィリピンに大きな影響を与えています。ロックダウンで混乱したフィリピンでの語学留学の現在と今後について、マニラケソン英語学校協会の樫原貴志代表が解説します。

 

 

 

コロナ禍で露呈 語学学校の誠実度
 

 コロナ禍によるロックダウン前の2月には当協会の日本人留学生は全員がフィリピンを離れ、私は日本で3月から始まる高校生の語学研修などの準備等をしていました。しかし、コロナ感染者がアジアで増加し始めたため、2月23日までに加盟校と協議のうえで、春休みの高校生の語学研修の受け入れ中止を決めました。マニラにいた台湾と韓国からの留学生はロックダウン後すぐに帰国の手配をし、3月20日までに帰国希望者は全員帰国。3月から5月にかけてフィリピンへ留学を予定していた日本人の社会人の方4組には、授業料などを4月15日までに全額を返金しました。

 

 今回のロックダウン時の対応において、学校と留学生の間で授業料の返金をめぐってトラブルが起きたと聞きます。いざという時に迅速かつ誠実な対応をしてくれる学校やエージェントを選ぶことが、いかに大切かがわかると思います。私が考える後悔しない学校、エージェント選びの主なポイントは次の通りです。

 

◎ネット上の体験談や口コミは参考程度に。学校の雰囲気は実際に通っていた人に直接聞く方がいい。
◎幅広く情報収集をする。日系の学校だけに固執しない。フィリピン系や韓国系にも誠実な学校は多い。
◎学校や経営者が発信するSNSを見て、自分に合っているかを考える。
◎契約書の内容、特に免責事項はしっかり読む。

 

 

マニラと京都でオンライン英会話

 

 ロックダウンから8カ月が過ぎ、当協会には徐々に日本の方からフィリピン留学についての問い合わせが来ています。留学希望者の方には、一般防疫地域(GCQ)から修正一般防疫地域(MGCQ)に緩和されれば、条件付きで語学学校の再開が認められるというフィリピン政府の発表を伝えています。

 

 現在、当協会の加盟校8校中、4校でオンライン授業を行っています。ユニークな例として、来年4月から京都府乙訓郡大山崎町の小中学生約50~100人にフィリピンの語学学校のオンライン英会話を提供する予定です。大山崎町はオンライン英会話用にタブレット2千台導入や、小中高生の英検受験費用の一部を負担するなど、英語教育に力を入れている自治体。町長がマニラの語学学校を視察に来られ、住民向けに開設された英会話教室の講師をフィリピン人が務めるなどフィリピンと縁があります。

 

 加盟校では、英検やGTEC対策、韓国語もオンラインで教えることができます。将来は、中高生に数学や理科を英語で教えるカリキュラムも取り入れていきたいと思っています。

 

 オンライン授業が浸透する一方で、早く対面授業を受けたいというニーズも高まっています。やはり、実際に留学し、現地の先生との対面授業には、オンラインの授業では得られない良さがあると思うのです。常に英語に触れる環境に身を置き、フィリピンの街の雰囲気や人々、食べ物や文化ついて実際に体験することは貴重な異文化学習です。コロナ禍が終息し、早く安心してフィリピンへの留学と、対面授業ができるようになってほしいと願っています。

 

 

樫原 貴志(かしはら たかし)一般社団法人マニラケソン英語学校協会(MQESA)代表。龍谷大学在学中に英国ウェストミンスター大に留学。卒業後、韓国・西江大学校国際大学院国際通商学部卒業。

一般社団法人マニラケソン英語学校協会(MQESA)
日本事務所( SEIKO Global Corporation): 075-950-5957
(受付時間 :水・木・金曜日 14:00~19:00)
Eメール:info@mqesa.com
所在地 :5/F Gateway Tower, Gen. Roxas Avenue Cor. Gen. Aguinaldo Avenue, Araneta Center, Cubao, Quezon City, Philippines 
※ケソン市事務所はコロナ禍のため2020年12月現在閉鎖中。
http://mqesa.com/

 

 

 

 

 

フィリピン留学&オンライン授業体験談

 

コスパよく英語力を磨く スピーキング上達を実感

 

 今年2月にケソン市のIBY語学院に1カ月留学しました。IBYは日系ではありませんが、MQESAを通しての紹介だったので安心でき、わからないことは何でも質問できたのが良かったです。5年前にもマニラに留学したことがあるのですが、その時の1カ月分の学費・生活費に比べ、今回は約3分の1の経費で済ますことができました。

 フィリピン留学の魅力は日本から近い、費用が抑えられる、そしてマンツーマンレッスン。先生と1対1なので話す機会がふんだんにあり、私はスピーキングを伸ばすことができました。

 文法や単語は大学受験で一応覚えてはいても、That’s Why、Upstairsといった日常会話で出てくる言葉を知り、使えるようになったのも留学のおかげ。学校には真剣に英語を学びに来ている人が多かったと思います。「フィリピンに留学しても英語が話せるようにならない」という人がいますが、私は話せるようになりました。

 

 

 

福井愛美さん  兵庫県伊丹市出身。大学時代にスペイン語を専攻し、スペイン・サラマンカ大学に留学。現在カラーセラピストとしての仕事とともに、フィリピン観光省公式インスタグラマーとしても活動中。これまで旅した国は30カ国。「フィリピンで好きなのはセブ、ボラカイ。まだ米国に行ったことがないので行きたいです」
インスタグラム: @222_mana https://www.instagram.com/222_mana/

 

 

 

 

 

 

 

オンラインも対面授業も先生との対話が肝心

 

 京都府大山崎町が導入予定のオンライン英会話の体験クラスでは、最初にテストを受け、その後でフィリピン人の先生から解説をしてもらいました。やはり先生と1対1で会話できたのがよかったです。私はリスニングが苦手なので、聞き取れるかどうか不安と緊張がありましたが、先生が丁寧に説明してくださったおかげで、なんとなくではありますが理解できました。

 オンラインと対面授業の違いはそれほど感じません。オンラインに慣れてきたこともありますが、対面同様に人と対話できるからです。オンラインの方が気軽に授業を受けることができるように感じます。

 私はまだ留学をしたことがありません。フィリピン留学は食事の面などで不安がありますが、異文化に触れる良い機会となると思うので行ってみたいです。また、TOEICにも挑戦し、大学卒業後は外国人とコミュニケーションができる仕事に就きたいと思っています。

 

 

 

 

優希さん 京都府出身。京都府立大学公共政策学部公共政策学科2回生。大学でボランティアサークルに所属。「コロナ禍の前はコミュニティカフェを開いて地域の人と交流したり、留学生交流会や農業体験ツアーなど企画しました。学外では黒谷和紙の原料コウゾ栽培の手伝いをしています」。
印象に残る海外旅行先は、修学旅行で行ったシンガポール。「多民族国家であり、街がきれいでテーマパークみたいでした」。