マニラ現地紙ナナメ読み 43

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2022年8月18日

 

ジョリビー、米国で一番おいしいフライドチキンチェーン店に

 

 

[8月16日・デイリートリビューン電子版]アメリカのフード・ダイニングサイトの「イーター」はアメリカで食べられるフライドチキン王者決定戦を独自開催。決勝戦では韓国発ボンチョンチキンのハーフアンドハーフとの対決を制し、フィリピン発ジョリビーのチキンジョイが堂々の優勝を果たした。

 

 

どこでも目立つ赤い看板と笑顔がトレードマークのジョリビー(Wikimedia Commons Public Domain)

 

 

トーナメントの仕組みとしては、まずフライドチキンチェーン店全16店舗を、それぞれ骨付き部門4店舗、骨なし部門4店舗、サンドイッチ部門4店舗、そして最後にたれ部門4店舗の4部門にグループ分け。ジョリビーのチキンジョイは骨付き部門にエントリー。骨付き部門で優勝したチキンジョイは、骨なし部門のマックナゲットと対決。この戦いにも見事勝利し、サンドウィッチ部門勝者のシェイクシャックを破ったボンチョンチキンとの最終戦へと駒を進めた。

 

 

トーナメントを独自開催したイーターの副編集長レズリー・スーターさんは、海外発ブランドであるダークホース同士の戦いを最終的に「自宅から徒歩2分の距離にあるから」という理由で優勝をジョリビーに決定。なんともあっけない最後であった。

 

 

しかし最終決定方法はとりあえず置いておいて、これはフィリピン人であればうれしく、誇らしいニュースではないだろうか。フィリピン中どこに行っても見つけられるほどの店舗数を構え、みんなから愛されているジョリビー。今回それが国内だけでなく、国外でも幅広く愛され、高い人気を誇っていることが証明された。そしてその人気の高さをさらに裏付けてくれるのが、次の記事である。

 

 

 

ジョリビー、ニューヨーク・タイムズスクエアに進出

 

 

[8月14日・デイリートリビューン電子版]なんとジョリビーが8月18日にあのニューヨーク市にあるタイムズスクエアに新店舗をオープンする。またしてもジョリビーの話題で申し訳ないのだが、世界人気を裏付けてくれる、フィリピンにとってこれまた誇らしいニュースである。

 

 

Jollibee USAフェイスブックより)

 

 

ニューヨーク市内で4店舗目となるタイムズスクエア店では、開店記念として先着60客にチキンジョイ1年分がプレゼントされる。また開店後3日以内に来店し、1回の会計で25ドル以上購入した客にはジョリビートートバッグのプレゼントもあるそうだ。

 

 

どうやらアメリカでのジョリビー人気の勢いはとどまることを知らないらしい。スーターさんの独自フライドチキン王者決定戦も全く持って的外れというわけでもなさそうだ。

 

 

ところでジョリビーの日本進出はいつになるのだろうか。2019年に進出予定だったのも中止になり、しばらく新たな計画の気配はなさそう。

 

 

個人的にはフライドチキンはボンチョン派。バナナケチャップは少し甘すぎるので、特にジョリビーファンというわけではない。しかし日本に帰ってしまえばもうあの味を見つけられないのかと思うと、それも少し寂しい気もする。このなんともクセになる忘れられない味が、ジョリビーがフィリピンのみならず、アメリカでも愛される理由なのかもしれない。

 

 

 

イムス市、エコカートを導入

 

 

[8月16日・マニラタイムズ電子版]カビテ州イムス市の地元政府は、70台のエコカートの導入を8月15日付で開始した。エコカートは市の街路清掃人たちが所属する環境団体バンタイ・カリカサンチームの清掃活動に使用される。使用場所は主に、アギナルド・ハイウェイダアン・ハリオープンキャナルイムス・ブールバール、そしてトクワハン・ジョギングレーンだという。

 

 

イムス市政府はエコカートの他にも、ほうき、ちりとり、そして揃いのユニフォームセットをチームに支給。街がきれいに保たれることが期待される。

 

 

街路清掃イメージ(Philippine News Agency

 

 

マカティに住んでいるとそこまで街が汚いと感じることはないのだが、だからといってフィリピン全土がとてもきれいであるとは正直言い難いだろう。このニュースを機にフィリピン全土でさらに環境への配慮が進み、将来の子どもたちの負担が減ることを願いたい。

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