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マニラ現地紙ナナメ読み 13

2020年10月6日

ボクサーのカシメロ、井上選手を「日本のカメ」と挑発

 

 WBO(世界ボクシング機構)バンタム級チャンピオンのフィリピン人ボクサー、ジョンリル・カシメロが先日27日、米国でデューク・ミカー(ガーナ)に勝利後、同級WBA(世界ボクシング協会)、IBF(世界ボクシング連盟)王者で、その強さから「モンスター」と呼ばれる井上尚弥を挑発しました。

 

 当初4月に米国ラスベガスで予定されていた井上との統一戦はコロナ禍により延期。カシメロは米国に残り、井上は日本へ帰国したことについて「新しい試合日を決めずに井上が日本へ逃げたので、私はミカーと戦わざるをえなくなった。井上との王座統一戦を望むが、井上が逃げ続けるならしょうがない。私は階級を上げる」と言い、「井上は日本のカメ」と呼びました。カシメロ本人は、カメと表現し、見下したつもりなのでしょう。

 

 ジャパニーズ・タートル=イシガメは日本の固有種。カシメロがそのことを知っていたかどうかは定かではありませんが、カメは日本や中華圏で幸運の象徴で縁起がいいとされる動物であり、挑発には不向きな動物な気がします。井上でなく、ボクサーの亀田兄弟に言ってたら面白かったのにと思いました。

 

イシガメ。強そうな雰囲気を漂わせているように思いますが。

 

 カシメロは井上のことを「You’re not a monster. You are a Japanese turtle! 」と言ったらしいのですが、「あなたは怪物なんかじゃない。幸運のシンボル、カメなんだよ」と言っていると思えば、カシメロ=いい人だと思えてきます。井上がカシメロと対戦する時、日本が誇るカメのモンスター、ガメラのコスチュームでリングに現れたら盛り上がりますね。

 

 

 カシメロはフィリピンの報道関係者とのインタビューで「私のことを嫌い、井上を応援するフィリピン人がいるのが理解できない」と吐露しているように、井上を妬んでいるのかも。マニー・パッキャオは相手の選手を変に挑発したりはせず、強敵と戦って結果を出してきたからこそフィリピン人の支持を得て、英雄になったのだと思います。

 

 

 カシメロはボクシングには自信を深めているようで「自分のボクシングには欠点がない。今なんとかしなくてはいけないのは、自分の英語力」なんだそう。10月中旬には米国からレイテ州オルモック市に帰郷する予定らしいので、ぜひオンライン英語学習に励んでいただきたいです。(9月29日・デイリートリビューン、9月30日・マニラブレティン、インクワイアラー)

 

 

ジープニーがオンライン授業の教室に変身

 

 インターネット接続ができずオンライン授業を受けることができない児童・生徒のために、首都圏マカティ市のジープニーがオンライン教室になります。マカティ市政府がジープニー27台にラップトップPC、インターネット接続、教材などを設置し、月曜日から土曜日にかけてバランガイを走ります。

 

 オンライン授業を受けることができない生徒を救ういいアイデアだと思うのですが、なぜジープニーなんでしょうか。どこか図書館などでPCとネットを使えるようにすればいいのでは・・・・・・。ジープニーの乗客がいたら授業に集中するのは難しく、また密な空間ができてコロナ感染のリスクも高まるような。

 

 授業中は停車するのしょうか? 走りながら授業を受けると乗り物酔いで気分が悪くなる生徒が続出するのではと心配なのですが・・・・・・。(10月1日・フィリピンスター)

 

マカティを走るジープニー。車内は結構密な感じですが・・・・・・。

 

 

コロナ対策の実行度に困惑

 

 民間調査機関のソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)が9月、フィリピン各地の1249人を対象に実施した調査によると、「外出時にマスクをする」と答えたのは79%で、7月の76%より上昇しました。「よく手洗いをする」は67%で、こちらも7月の65%から上昇。ちなみに5月は68%。「ソーシャルディスタンスを守る」は60%で7月の59%とほぼ変わらず。5月は64%。また、「公共交通利用時や商業施設に行くときはフェイスシールドを着用」は56%でした。

 

 マスクをする人の割合は高いとみるべきなのか、マスクをしない人がまだ20%いると驚くべきなのでしょうか。手洗いをよくしない人が30%以上いることにも驚きつつ、代わりにアルコール消毒をしているからなのかと思う一方、トイレの後に手を洗わない人は結構いることを思い出し、やはり心配になってきます。

 

 ソーシャルディスタンスについては、それほど実行されていないように感じています。例えば、スーパーマーケットでレジ待ちをしている時、床に間隔を開けるための印が示されているにも関わらず、私の車間距離ならぬ対人距離を詰めて並んでくる人がよくいます。あれはいったいなんなのでしょうか・・・・・・。

 

 フェイスシールドは最初大げさな気がしていましたが、マスクをした上で着けてみると、ウイルスはさすがにプラスチックは突き抜けてこないだろうという安心感があります。また数カ月前は80ペソくらいで売っていたフェイスシールドが今は25ペソほどで買えるようになりました。耐久性に問題があるのだろうと思い、壊れた時のためにいくつか買いましたが、8月初旬に買ったのを今もちゃんと使えています。

 

 世界でフェイスシールドの需要が高まったら、すぐれモノなフェイスシールドはフィリピンの輸出品として活躍するのではと、フィリピン製を期待して箱を見ましたが、原産国表記なし。大丈夫なんだろうか・・・・・・。密輸品などではないことを祈ります。(10月1日・インクワイアラー)