ビッグマック指数によるペソの購買力

 

[1月19日・ビジネスワールド]英経済誌『 エコノミスト』が1月12日に発表したマクドナルドのビッグマックの値段を基準に各国・地域の通貨の購買力と、現在の為替レートとのギャップを測る「ビッグマック指数」によると、フィリピンペソの購買力は米ドルに対して47・8%過小評価されていることが判明した。過小評価の水準では調査対象56カ国(基準通貨米ドル含む)中、18番目の大きさだった。

記者は10カ月ぶりにビックマックを食べました。マカティではセットで173ペソでした。

 

 ビッグマックの価格は米国で1個5ドル66セントなのに対し、フィリピンでは142ペソ。ビッグマックの値段に基づく交換レートは1米ドル=25.09ペソだが、実際の為替レートは1米ドル=48.09ペソ。よって、ペソがおよそ47.8%過小評価されていることになる。

 

 ほかの主なアジアの通貨はすべて過小評価されているとの結果でその水準は、シンガポール21.7%、タイ24.9%、韓国27.5%、日本33.9%、中国38.9%、ベトナム49.4%、香港53.3%、台湾54.5%、マレーシア56.4%、インドネシア57.5%。

 

 最も過小評価の水準が大きいのはレバノンの68.7%。一方、過大評価はスイス28.8%、スウエーデン12.6%、ノルウェー7.5%の3カ国だった。

 

 ジョリビーが進出している国の通貨を対象に、「ジョリビー指数」を算出したらどうなるのだろう?

 

 

海外移住者数、フィリピンは世界5位

 

[1月19日・ビジネスワールド] 国連の調査によると、2000年から2020年の間に母国を離れ、海外に移住した人の数でフィリピンは世界で5番目に多いことがわかった。上位5カ国はインド、シリア、ベネズエラ、中国、フィリピンの順。フィリピンからの海外移住者数は610万人で、東南アジアでは1位。域内2位のインドネシアの460万人より大幅に多かった。

 

 

 昨年はコロナ禍により世界的に海外移住者数は鈍化したものの、2億8,100万人が海外移住している。移住の理由は、生活水準、給与格差にとどまらず、私的な願望やチャンスを求めてなど多岐に渡る。

 

 以前シンガポールにいた時、仕事はシンガポール、暮らすのは物価が安いマレーシアのジョホールバルというマレーシア人や日本人がいた。毎朝通勤で国境越えである。これは移住ではなく、なんというのだろうか・・・・・・。

 

 そして、フィリピンへの移住した日本人として、自分なりに移住の理由を考えてみると、やはり個人的な願望と言うしかない。 

 

 

タランチュラとサソリを保護

 

[1月11日・マニラ・ブレティン電子版]マニラ国際空港関税局は1月6日、パサイ市の中央郵便物配送センターで密輸されたタランチュラ20匹とサソリ8匹を発見した。タイからの郵便物の中に、プラスチックの箱1つに1匹ずつタランチュラとサソリが入れられ、輸入許可書はなく郵便物の中身は「教材」と申告されていた。

 

 タランチュラは絶滅の恐れがあるとされている。発見された後、タランチュラとサソリは環境天然資源省の担当署によって、リハビリテーションのため保護された。

 

 狭い箱に入れられて長旅を余儀なくされたタランチュラとサソリを、手厚くリハビリしていただきたいと思う。エコノミー症候群にならなくてよかった。クモもサソリも手足の関節が多そうなので、しっかり疲れをいやしてあげてほしいと思う。 

保護されたサソリ。なかなかかっこいい姿。絵になります。(写真:関税局提供)

タランチュラ。さぞ窮屈だったでしょう。郵便物から何が出てくるか検査する係官も大変(写真:関税局提供)