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マニラ現地紙ナナメ読み 29

2021年2月20日

恋人探しの願いをかなえる岩

 

[2月18日・デイリートリビューン]バレンタインデーは終わったが、恋人がいない人たちにとっては恋人探しの旅は続く。「いい人が見つかりますように」とバクララン教会でGayumaと呼ばれる伝統的な祈りをささげる人もいれば、オンラインで探して見付けようとする人もいる。

 

 

 恋に関する迷信にすがってみるという手もある。迷信は流れ星に願いを託すというものからいろいろある。今回紹介するのは、南コタバト州ティボリ(T’boli)を訪ねるという方法。ある儀式によって、ロンリーハートクラブや、生まれてこの方ボーイフレンドと縁なしという NBSB(No Boyfriend Since Birth )の一員からおさらばすることだってできるかもしれない。

 

 

 あるカップルは、「私たちが効果の証明」と、この儀式に太鼓判を押す。この2人は出会って恋に落ち、結婚に至る前に南コタバト州ティボリのホロン湖(Lake Holon)に行き、Kissing Stoneと呼ばれる岩に恋人が見つかるようにお祈りをした。 

 

 ティボリ先住民によると、この岩は約1.8メートル×1.2メートルの大きさで湖の守護神の住処とされる。1641年のパーカー山噴火によってできたホロン湖は海抜約1,432メートルの地点にあり、たどり着くまで数時間歩く。その道のりを歩き、岩を抱き、口づけをすることで、恋人探しの願いがかなうという。

 

パーカー山とホロン湖(南コタバト州ティボリ市フェイスブックより)

 

 興味深いことに、この岩は恋人がいない人々を助けるだけでなく、結婚した夫婦の問題も解決してくれるという。夫婦の関係の修復を願う時は、いっしょに岩へ行く必要があるのだろうか? もし、一方が修復を望まないならいっしょに行ってくれることは期待できず、あきらめたほうがいいのかもしれない。岩まで数時間もかかると伝えた時点で、別れを切り出されそうである。

 

 

パンデミックベビーブーム到来

 

[2月7日・デイリートリビューン]昨年はコロナ禍により自宅生活を余儀なくされた人々が増えた影響で、観葉植物の人気が高まっている。そのほか世界的に売り上げが爆発的に伸びたものが、「大人のおもちゃ」なんだとか。ドイツ・ベルリンのメーカーによると、世界市場での売り上げは昨年3倍になったという。スウェーデンのメーカーも昨年は10%伸びたと明かしている。市場アナリストは、「ロックダウンで退屈な生活に刺激が欲しい人々が増えたということ以上に、大人のおもちゃを買うことはもはやタブー視されない時代になったということ」と分析する。

 

 

 一方、フィリピンではパンデミックにより大人のおもちゃよりもブームになっていることがある。それは子作り。人口開発委員会によると、フィリピンは今、2012年以来の高い出生率にまっしぐらで、「Covid ベビーブーム」の到来を予言する。

 

 

 コロナ禍は私たちにニューノーマル、新しい新常態をもたらすが、そこには無計画な子作りは含まれるべきではないだろう。 人口開発委員会は、ベビーブームの原因の一つに、外出制限により「家族計画用品」を入手が困難だったことを挙げている。しかし、コミュニティ防疫中も薬局は営業していたし、スーパーマーケットやコンビニでも売っていたのでは・・・・・・。

 

 

ココナツヒーロー参上

 

 

[2月19日・デイリートリビューン]リサール州ビナンゴナン市の路上でラリーさん(54歳)が2月10日、いつものようにブコジュース(ココナツジュース)と肉を売っていると、突然トライシクルがすぐそばに停まった。トライシクルは炎上しており、運転手が必死に消火をしている。ラリーさんは、とっさにブコジュースを火にかけ、さらに自分が飲むための水も消化に使った。

 

 

 この様子を見ていた人が動画をフェイスブックに投稿すると、自分の大切な売り物を犠牲にして助けたラリーさんに賞賛の声が集まった。そしてこのニュースは市長にも届き、ラリーさんは感謝状を受け取り、さらに仕事の紹介もされた。元々ミンドロで農業をしていたラリーさんは、この日、500ペソ分のブコジュースと引き換えに、自分の運命を好転させたのだ。 

 

 ラリーさんが売っていたのがココナツジュースでよかった。もしココナツオイルだったら大変である。