マニラ現地紙ナナメ読み36

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2021年8月27日

マニラ動物園、12月に再開園

 

 マニラ動物園(マニラ市マラテ)が12月に再開園することが、先頃マニラ市のイスコ・モレノ市長から発表された。マニラ動物園は2019年に改装のため閉園し、コロナ禍のため開園が遅れていた。

 

 

 マニラ動物園は61年前に開園した歴史ある動物園。しかし、近年はマニラ湾汚染の元凶という悪評が付きまとっていた。

 

 

 再開園時の最初の入場者は、動物園の改装工事に携わった関係者とその家族になるという。

 

 

 動物たちの飼育環境については、「動物たちが健やかに過ごせる環境」であることを確約している。腹をすかしてうつろな目のトラなどがいないことを願いたい。 (8月16日・デイリートリビューン) 

 

閉鎖前に人気だったゾウのマリ。 Photo:Creative Commons (CC BY-SA 4.0) Wolfgang Hägele

 

 

早朝の駅に現れたのは・・・・・・

 

 

  8月12日午前5時35分、MRT3号線ボニ駅で1人の男がバッグの検査を拒否したため、警備員が入場させなかった。すると男は走り出し、飛び越えて駅構内へと侵入。男は線路上を走り、警備員が後を追った。6分後、4人の警備員が取り押さえたが、この騒動のため電車は20分遅れることになった。

 

 

 男は中国籍と判明。英語ができないため線路を走った動機などを取り調べることもできず不明だが、無職でホームレスという。男はマンダルーヨン刑務所に収容された。容疑は線路上を走ったこと、そして、全裸だったことである。 

 

 

 何かを訴えたいストリーキングだったのか、露出狂だったのか、それとも着るものがないほど困窮していたのだろうか。 (8月20日・デイリートリビューン) 

 

 

若き観葉植物王、現る。

 

 コロナ禍の中、フィリピンでは観葉植物の人気が高まっている。そんな観葉植物人気のすごさを物語るのが、首都圏ケソン市のデラクルズさんのケース。200種類の観葉植物を売るデラクルズさんは10万ペソを貯めた。植物の繁殖から配送、在庫管理にいたるまでデラクルズさんが手がけ、植木鉢の販売もするなどビジネスの多様化を進めている。

 

 

 デラクルズさんが最初に栽培したのはブーゲンビリアで、7歳の時だった。今はまだ13歳だ。観葉植物ビジネスをしつつ、学校では成績優秀な生徒でもあり、ビジネスで得たお金はお姉さんの大学の学費に使ったという親孝行な息子でもある。植物栽培を始めた頃は、ビジネスをするとは思いもしなかったであろう。それとも、将来を予見する力があるからこそ、実業家として成功しているのか。近い将来、フィリピンの「観葉植物王」と呼ばれる日が来るかもしれない。(7月16日・デイリートリビューン)

 

 

キャリア70年、不屈の竹かご職人

 

 

 イロイロ市のミアグアオ公共市場で竹を使った手作りのかごを売るグロリア・ギラドさん。彼女が竹製かごを作り始めたのは10歳の時だ。

 

竹かご(イメージ写真)Photo :Creative Commons , (CC0 1.0)Public Domain Dedication, Judgefloro

 

 

 ギラドさんの1日は、朝、野生の竹を取りにいくことから始まる。1人で山へ入り、竹を取り、暑くなる昼前には家に戻る。そして、未亡人のギラドさんは、18歳の孫娘の手を借りながら竹でかごを作る。市場で竹かごを120ペソで売り、1日約750ペソを稼ぐ。買い手が少ない時は稼ぎは50ペソにしかならない時もある。しかし、ギラドさんは竹かごを作り続ける。

 

 山で竹を取っていた時、約9メートルの高さから落ちて、けがをしたことがある。それでも竹を取るために山へ入り、竹かごを作り続ける。83歳になった今も変わらない。

 

 竹かご作り70年。敬服。(7月16日・デイリートリビューン)