イフガオ州ハパオの世界遺産の棚田を守るプロジェクト(治水堤防の修復と保守)

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2020年12月28日

 
 
 
 
 11月にルソン島を襲った台風ユリシーズによる大雨で、イフガオ州の世界遺産の村ハパオでは、決壊した堤防からハパオ川が氾濫し、近くに住む家屋が浸水被害にあいました。地元の人は、「もう1日雨が降り続いていたら、川の近くの棚田も浸水していた」といいます。
 
 
 

 
 
 ハパオ川の源泉は、イフガオの人に「神の棲む山」とあがめられているナプラワン(Napalauan)山(2462m)。その山から澄んだ清流が注ぎ、ハパオとその下流で棚田を営む人々の暮らしを支えてきました。このナプラワン山は、第二次世界大戦が終わった1945年、山下奉文陸軍大将と日本軍が降伏前に潜んだ場所であり、棚田の米や家畜で飢えをしのぎました。このようにナプラワン山とハパオ周辺は、日本ともかかわりの深い場所でもあります。
 
 
 
 このたびハパオ村の住民たちから「一刻も早く壊れた堤防を修復したい。力を貸してほしい」という要請があり、バギオ市を拠点とする環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワークCordillera Green Network(CGN)」は、堤防の修復工事を支援することにしました。また、この治水堤防の修復工事を終えた後も、棚田の保全を目的とした活動を継続していく予定です。
 
 
 
 イフガオ州の世界遺産の村ハパオと棚田およびプロジェクトについて詳細は下記よりご覧いただけます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 
 

日本国内からのご寄付
【振込先】 広島銀行 支店名:向島支店 店番号:097
口座番号:普通 3077610
口座名:コーディリエラグリーンネットワーク日本事務局
【クレジットカードでのご寄付】 https://syncable.biz/associate/cordilleragreen/donate/


フィリピン国内からのご寄付

【振込先】 Banco de Oro(BDO) Branch: Leonard Wood Road
Account Number: 012930019561
Account Name: Mariko S Banasan

 

 

 

 

 

 

反町 眞理子

環境 NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(Cordillera Green Network / CGN)代表。Kapi Tako Social Enterprise CEO。山岳地方の先住民が育てた森林農法によるコーヒーのフェアトレードを行う社会的企業を運営。

Yagam Coffee オンラインショップ https://www.yagamcoffeeshop.com/

コーディリエラ・グリーン・ネットワーク  https://cordigreen.jimdofree.com/

 

 

 

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