治安について

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2014年12月6日

フィリピンに長期に住んでいる日本人は「普通に生活していれば犯罪に遭うことはまずない」と口をそろえて言う。たしかにフィリピンでは理由もなくいきなり生命に危害を加えられるということはほとんどない。ただ依然として多いのは、無防備な観光客や外国人を狙った置き引きや睡眠薬強盗、窃盗、スリ、ひったくり、タクシー強盗、美人局(つつもたせ)などである。そうした犯罪の背景には都市部での失業や貧困、銃器類の野放しといった社会問題がひそんでいる。特にマニラは地方から親戚を頼ってやってくる人たちが増え続け治安は悪化傾向にある。犯罪は歓楽街、リサール公園などの観光スポット、ショッピングモール、電車の中など時と場所を選ばない。
楽しい旅の思い出を作るためにも「ここは日本ではなくフィリピンである」「我が身は自分で守る」という心がけを常にもって軽はずみな行動や言動を避けることが大切である。これらの犯罪事件を完全に避けることはフィリピンにいる限りもちろん不可能だが、過去に起きた事件を教訓にして、普段から細心の注意を払えば、被害に遭う確率もぐっと少なくなると思われる。以下にマニラ新聞に掲載された、日本人が巻き込まれやすいと思われる典型的な事件を参考までに紹介してみたい。
仮に運悪く、スリや置き引き、引ったくりなどの被害にあったら、必ず最寄の警察署で被害届けを出し、警察証明書(Police Report)をもらおう。証明書は海外旅行者保険の補償申請時にも必要になってくる。証明書の発行は基本的に無料。証明書には、被害者の氏名や住所、被害にあった場所、そのときの様子、被害金額などが、被害者の言うとおりに英文で記入される。言葉がわからないときは、フィリピン人の知人に付き添ってもらうのもいい。なお盗まれたものが返ってくることはまずないので、あきらめよう。
編集: 「ナビ・マニラ」 Navi Manila

マニラ新聞に見る邦人事件簿(2013年12月~2014年10月)

Makati Police Station▶ 首都圏マニラ、パサイ両市で邦人を狙った窃盗事件相次ぐ

11月28日から30日にかけて、首都圏マニラ市とパサイ市で、日本人が相次いで窃盗被害に遭った。
被害届によると28日午前6時ごろ、首都圏パサイ市にある飲食店で、日系人女性(24)が机にかばんを置いたまま30分ほど目を離したすきに、何者かがかばんを持ち去った。かばんの中には多機能携帯電話や財布など、計3万ペソ相当の金品が入っていたという。
また、同市の軽量高架鉄道(LRT)1号線エドサ駅近くで30日、旅行者の日本人女性(24)が、持っていたかばんがいつの間にか開いていたことに気付き、調べると中に入っていた財布が無くなっていたと警察に届け出た。
さらに、29日午後8時ごろ、首都圏マニラ市エルミタ地区で、別の日本人女性(48)が現金3千円や5千ペソなどを盗まれた。
被害届によると、女性は同地区の商業施設内を散策した後、宿泊していたホテルに着くと、持っていたかばんが開いていることに気付いた。中を確認すると、現金とクレジットカード、自宅のカギが入った財布がなくなっていたという。(2013年12月2日のまにら新聞から)

 日本大使館、犯罪が多発するクリスマスシーズンを迎え、邦人に注意呼び掛け

在フィリピン日本国大使館は5日、クリスマスシーズンを迎え、強盗や窃盗などの犯罪が多発するとして、在留日本人に対し注意するよう呼び掛けた。
同大使館は警官を装った強盗団が日本人旅行者を連れ去り、現金を強奪する事件や少年、少女グループによる窃盗事件などの事例を挙げ、日中に外出する場合でも常に所持品や周囲の環境に気を配るよう注意した。事件に巻き込まれた際は、決して抵抗せず、安全を第一に考えて行動するよう呼び掛けた。
また、むやみに人前で財布を取り出すなど、犯罪を誘発する環境を作らない?繁華街などの人混みでは、特に身の回りに気をつける、見知らぬ人から日本語で話しかけられても、むやみに信用しない?車両で移動の際はドアを必ず施錠するなど具体的な防犯対策を紹介した。(2013年12月6日のまにら新聞から)

 マカティ通りで邦人男性が逆走してきたオートバイに手提げカバンひったくられる

首都圏マカティ市のマカティ、カラヤアン両通りの交差点でこのほど、出張で比を訪れた日本人男性(48)が、オートバイに乗った何者かに手提げカバンをひったくられた。
首都圏警察マカティ署の調べでは、男性は3日午後11時半ごろ、別の日本人男性と共に食事を終え滞在しているホテルに戻ろうと、マカティ通りを北方に歩いていた。すると、突然後方から同通りを逆走してきたオートバイが通り過ぎ、すれ違いざまに男性が車道側の右手に持っていた手提げカバンをひったくって逃げた。
犯人は1人で、黒っぽいオートバイに乗り、ヘルメットをかぶっていたという。カバンには、ラップトップ型コンピューター、外付けハードディスク、小銭が入っていた。財布や旅券などはカバンに入れておらず無事だった。男性は11日に同署に被害を届け出た。(2013年12月14日のまにら新聞から)

▶ マニラ市の大型商業施設でスリなど邦人が被害者の窃盗事件が相次ぐ

12日から13日にかけて、首都圏マニラ市エルミタ地区の商業施設ロビンソン・モールで日本人を狙った窃盗事件が3件、相次いで起きた。クリスマスが近づき、外国人が襲われるケースが増加している。
13日午前11時ごろ、日本で中古車販売会社を経営する日本人男性(39)=福岡市=が同モール内で取引先と打ち合わせをしていたところ、ズボンの後ろポケットに入れていた財布とアイフォン、手首につけていたオメガの腕時計が無くなっているのに気付き、警察に届け出た。財布の中には現金1万円が入っていたという。男性によると、昨年から仕事でほぼ毎月1回、フィリピンを訪れているが、事件に巻き込まれたのは初めてという。マニラ新聞の電話取材に対し「同モール内で働く知り合いに、すりや置き引き事件が多発していると聞いていたが、まさか自分が被害に遭うとは。この時期は危ないので、今後は12月の来比を控えようかと考えている」と驚いた様子で話した。
これに先立つ12日午後7時半ごろ、同モール内のフードコートで、日本人旅行者の男性(52)=京都府=が知り合いの比人女性と夕食を取った後、気が付くと後ろの席に置いたハンドバッグが無くなるという事件が起きた。届け出によると、ハンドバッグには、タブレット型多機能端末機や携帯電話、旅券などが入っていた。(2013年12月17日のまにら新聞から)

 マニラ市キアポで日本人男性が拳銃強盗被害。マラテでもバッグ奪われる

13日、首都圏マニラ市キアポ地区で日本人旅行者を狙った拳銃強盗事件が発生した。
13日午後9時ごろ、キアポ地区のPカサル通りを歩いていた日本人旅行者の男性(24)=兵庫県神戸市=が、突然黒っぽい帽子をかぶった男性に道をふさがれ、拳銃を突きつけられた。犯人は男性からバックパックを奪い取るとキアポ方面へ走って逃げた。バックパックの中にはノートパソコンとデジタルカメラ、比のガイドブックなど約28万円相当が入っていた。
男性はビサヤ地方セブ市で1カ月の英語留学を終えた後、2日から首都圏に観光目的で滞在していた。この日も同地区にあるゴールデンモスクを見物した帰りだったという。
男性はマニラ新聞の取材に対し「驚いたが、比に悪印象を持ったわけではない。またセブに戻って英語の勉強をする予定だ」と話した。(2013年12月17日のまにら新聞から)

▶ 首都圏マニラ市で日本人旅行者を狙った窃盗事件が2件発生

18日から19日にかけて、首都圏マニラ市エルミタ、マラテ両地区で日本人旅行者を狙った窃盗事件が2件相次いだ。
18日午後1時半ごろ、エルミタ地区ペドロヒル通り沿いの宿泊施設に滞在していた日本人旅行者の男性(44)=秋田県=が、近くの商業施設で両替をした後、宿泊施設に戻ったところ、持っていたかばんが開いているのに気付いた。
調べてみると、現金15万円と1万2千ペソ、運転免許証などを入れていた財布がなくなっていたという。男性は同日4時半ごろ、首都圏警察マニラ市本部に盗難届を提出した。
19日午前3時ごろには、マラテ地区で別の日本人旅行者の男性(24)がデジタルカメラを盗まれた。
届け出によると、Jボコボ通りにある飲食店で酒を飲んだ後、歩いて宿泊施設に戻る途中、男女2人組に囲まれてしつこく買春を勧められたという。断って宿泊先に戻ったところ、持っていたかばんが開いており、中に入っていたカメラがなくなっていたという。(2013年12月21日のまにら新聞から)

▶ マニラ市エルミタ地区で日本人男性(38)が子供数人に囲まれ財布を盗まれる

26日午後4時ごろ、首都圏マニラ市エルミタ地区のサンタモニカ通り付近で、友人と道を歩いていた日本人旅行者の男性(38)が、子供6人ほどに囲まれた後、気がつくと持っていた財布が無くなっていた。男性はすぐに首都圏警察マニラ市本部に被害届を出した。
届け出によると、財布の中には現金1万円と3千ペソ、20ドル、クレジットカード、ホテルのカギが入っていたという。
子供6人はいずれも8、9歳で、金銭をねだってきたという。通りを過ぎた後、気がつくとすでに財布は無くなっていた。男性は子供たちを探したが、見当たらなかったという。(2013年12月28日のまにら新聞から)

▶ マニラ空港から乗車した邦人留学生と友人が運転手を装った2人組に荷物奪われる

24日午前1時ごろ、首都圏マニラ市トンド地区デルパン橋で、日本人男性2人が空港から乗ったタクシーの運転手ら2人に車内で拳銃を突きつけられ、荷物を脅し取られた。けがはなかった。日本人男性2人は同日午後4時ごろに首都圏警察マニラ市本部に被害届を出した。
同本部の調べでは、被害者の一人はデラサール大学の留学生(22)=神奈川県出身。午前0時ごろ、アシアナ航空便で成田国際空港からマニラ空港第1ターミナルに到着した友人(21)=同=を到着出口で迎えたあと、送迎車用の駐車場出口付近で客待ちをしていたタクシーに乗り、2人の共通の友人が住む首都圏ケソン市を行き先に指定したという。
タクシーは空港を出てすぐの中央分離帯に立っていた別の比人男性を助手席に乗せ、ロハス通り沿いにトンド方面へ向かった。デルパン橋に差し掛かる当たりで、助手席の男性が拳銃をちらつかせながら、所持品を差し出すよう要求してきたため、2人は持っていたバックパック三つを差し出した。タクシーは2人を橋の上に降ろすと、トンド方面へ走っていったという。
留学生のバックパックの中にはノートパソコンや音楽プレーヤー、デジタルカメラ、スマートフォン、学生証などのほか、現金1500ペソ入りの財布が入っていた。また、友人の2つのバックパックにはスマートフォンや旅券、音楽プレーヤー、クレジットカード、キャッシュカード、着替え、食料、現金1万7千円入りの財布などが入っていた。
マニラ新聞の電話取材に応じた日本人留学生によると、タクシーは白色のセダンタイプ。後部ガラスに黒色のステッカーが張られていたという。また、料金メーターが走行距離のみを表示するものだったので、疑問を感じたが、1キロ20ペソと説明されたという。
走り出すと、運転手は何者かに携帯電話を掛け、その後すぐにもう一人の比人男性を乗せた。この際、運転手は午前2時になったら運転を代わるため、男性を乗せたと説明したという。
一度空港付近のガソリンスタンドに立ち寄ると、運転手は留学生らにガソリン代を要求したが、留学生は断った。
その後、目的地と違う方向へ走っていくので、違和感を感じていると、突然運転手が1キロ200ペソだと料金をつり上げてきた。始めは拒絶していたが、助手席の男性が座席を手で叩きながら荷物を要求し出した。その際、右手に銀色の回転式拳銃を持っていたという。
運転手は黒色のTシャツに黒色の帽子をかぶっていた。もう一人の男性は、乗り込むときには素顔を見せていたが、荷物を要求していた時は青いバンダナで顔の下半分を隠していたという。また、運転手は45歳、もう一人は35歳と自ら話していたという。
降ろされたあと、留学生らは同市マラテ地区のビトクルス通りにある留学生の寄宿舎まで走って帰った。
留学生は「少し慣れていたこともあり、まさかタクシーの運転手が強盗をするとは思わず、油断した」と話した。また、大学では開発経済学を専攻しており、貧困層への国際支援に関心があったため「このような事件が多発するのも貧しい環境が原因なのではと、貧困に対する意識が高まった」と話した。(2013年12月28日のまにら新聞から)

▶ ブラックナザレを取材していた報道カメラマンの日本人男性が財布を盗まれた

首都圏マニラ市キアポ教会のブラックナザレ祭りを取材していた報道カメラマンの日本人男性(30)=埼玉県出身=が9日、ズボンのポケットに入れていた財布を盗まれる被害に遭った。
被害男性によると、9日午前7時半ごろ、キリノ・グランドスタンドで黒いキリスト像が乗せられた山車の写真を撮ろうと、ひしめき合う群衆に近づいた際、何者かにズボンのボタン付きポケットに入れていた財布を盗まれた。人波に押された後にポケットを確認すると、閉めていたボタンが開けられ、財布がなくなっていた。財布には現金5千ペソ、クレジットカード3枚、日本の運転免許証などが入っていた。
群衆を遠くから撮影する外国人カメラマンが多い中、男性は迫力のある写真を撮ろうと山車に近づいたという。今回が初来比の男性は「セキュリティーの認識が甘かった」と語った。(2014年1月11日のまにら新聞から)

▶ 首都圏マニラ市マラテ地区で警官装った比人男性3人が邦人男性旅行者を恐喝

12日午前11時半ごろ、首都圏マニラ市マラテ地区の商業施設前の路上で、日本人旅行者の男性(65)=東京都墨田区在住=が、警官を名乗るフィリピン人男性ら3人に、たばこを路上に捨てたなどと言いがかりをつけられ、現金5千ペソを脅し取られた。日本人男性が首都圏警察マニラ市本部に被害届を出した。
被害に遭った日本人男性によると、友人の比人女性(45)から借りた乗用車で、比人運転手(28)と共に、宿泊していた同地区マビニ通り沿いのホテルから商業施設まで買物に行く途中で事件に遭った。
路上にいた2人の比人男性の指示で、乗用車を止めめたところ、1人が片言の日本語で「たばこを道に捨てたのを見た」などと言い、「本来ならば、入管に行って罰金1万ペソを払わなければならないが、ここで払うなら5千ペソだけでよい」と脅してきた。日本語を話す男性は、白いシャツを着ており、もう一人は警官の制服らしきものを身につけ、帽子をかぶっていたという。
日本人男性は、その時たばこを吸っていなかったので、自分ではないと否定し、吸い殻を見せるよう求めたが、2人が見せた吸い殻は日本人男性の吸っている銘柄とは異なっていた。なおも否定し続けたが、2人は運転手を車外に出すと、乗用車の後部座席に強引に乗り込んできた。日本人男性は助手席に座っていた。
運転手は、2人が乗って来たとみられる白いバン型乗用車に乗せられ、運転席に乗っていたもう一人の男性に監視されていたという。
2人は日本人男性が持っていた巾着を奪い取ると、中に入っていた財布の中身を確認するなどした。さらに、旅券などの身分証明証を出すよう求めてきたが、その時、日本人男性は手元に身分証明証を所持していなかったので拒絶したが、結局、現金5千ペソを払わされた。
2人は乗用車から降り、もう一人が乗っているバン型乗用車に乗り込むと、運転手を解放して走り去った。(2014年1月13日のまにら新聞から)

 首都圏マカティ市のリトル東京で、観光で来比していた邦人女性が置引被害に遭った

22日午後7時15分ごろ、首都圏マカティ市のチノロセス通りとフェルナンド通りの一角にある飲食店街リトル東京で、観光で来比していた日本人女性(48)が置引の被害に遭い、現金40万円と2万ペソなどが入ったかばんを盗まれた。
首都圏マカティ署の調べでは、女性は隣の椅子の上にかばんを置き、知人らと食事をしていたが、午後8時すぎになって、かばんがなくなっているのに気付いたという。かばんには現金のほか、携帯電話、旅券などが入っていた。
リトル東京では昨年、男女4人組による置引が相次いだが、今回は別のグループによる犯行とみられる。同署によると、犯人は6人組の女性で、被害発生前に敷地内をうろついていたという。
(2014年1月24日のまにら新聞から)

 ボラカイ島で日本人男性がアイフォーンを盗まれ、犯人追い掛け負傷

ビサヤ地方アクラン州マライ町にあるリゾート地ボラカイ島でこのほど、観光客の日本人男性(25)=京都市=が、アイフォーン1台を比人男性に盗まれた。さらに、後を追おうとして転倒し手足を負傷した。
国家警察への届け出によると、12日午前1時半ごろ、比人男性にアイフォーンを手渡したところ、そのままオートバイで持ち逃げされた。
日本人男性は島内の飲食店前から比人男性のオートバイに乗り、宿泊先のリゾートまで戻った。この際、比人男性から電話番号を教えてほしいと言われ、アイフォーンの画面に表示された番号を見せようと手渡したらしい。
この直後に急発進したオートバイを追おうとしたが、転倒して左足と左腕に軽傷を負った。(2014年2月15日のまにら新聞から)

▶ マニラ市内のホテル客室で邦人女性(31)が現金2200ドルを盗まれた

首都圏マニラ市内のホテルで日本人女性(31)が、現金2200ドルの入った財布を盗まれていたことが、19日までに分かった。女性は世界保健機関(WHO)の看護師という。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、女性は7日から同市エルミタ地区ジョージ・ボコボ通りのホテルに滞在。17日午前4時ごろ、キャビネットに入れた黒いかばんの中から財布がなくなっていることに気付き、警察に届け出た。キャビネットには鍵をかけていなかったという。
同本部の捜査員は、女性の不在中に出入りしていた清掃員らが関与しているのではないかとみて事情を聴いている。女性は19日にフィリピンを出国した。(2014年2月20日のまにら新聞から)

▶ 現金5300万円を無申告で持ち込んだとして、関税局が邦人男性拘束

マニラ空港第1ターミナルで18日午後11時ごろ、成田空港から到着した日本人男性(50)が現金5300万円を無申告で持ち込んだとして、フィリピンの中央銀行規定違反の疑いで空港税関に拘束されていたことが19日、明らかになった。
この男性は19日、首都圏パサイ市検察局に送検されたが、現金の使途について「カジノで使う予定だった」と供述している。
中銀規定では、1万ドル相当以上の外貨を持ち込む際には申告が義務づけられている。
関税局などの調べでは、男性は税関を通過する際に「申告するものはない」と答えたが、税関職員がスーツケースを調べると、青い紙袋に入った札束が見つかった。男性は、20回以上の訪比経験があるが「中銀規定を知らなかった」と供述しているという。同日現在、男性は空港税関の施設に収容されている。
男性は18日午後10時すぎ、成田空港から日本航空745便でマニラに到着した。(2014年2月20日のまにら新聞から)

▶ マニラ市エルミタ地区で邦人男性が警官を装った3人組に180万ペソ奪われる

19日午後1時ごろ、首都圏マニラ市エルミタ地区のジョージ・ボコボ、アロンソ両通りの交差点で、日本人旅行者の男性(65)=三重県在住=が、警官を名乗るフィリピン人男ら3人組に現金180万ペソ(約412万円相当)が入った紙袋を強奪された。
警官を装って外国人旅行者を狙う強盗事件は2011年ごろから首都圏で多発。日本人が被害にあっただけでも13年の1年間で3件発生している。さらに、14年1月にはマニラ市マラテ地区で日本人旅行者が5千ペソをとられる被害に遭ったばかり。
マニラ新聞の取材に応じた被害者の男性によると、昼食をとった後、知人の日本人男性との待ち合わせ場所に徒歩で向かっていたところ、灰色のバン型乗用車に乗った3人に突然、英語で話しかけられ、パスポートを提示するよう求められた。
3人のうち1人は、警官の制服とみられる紺色の服を着ており、残りの2人は白いワイシャツのような服装だったという。
男性は一度は3人の要求を拒否し、その場から走って逃げたが、すぐ車で追いつかれ、降りてきた3人に取り囲まれた。3人は男性がズボンのポケットに入れていた紙袋を強引に奪うと車で逃走した。紙袋には現金のほかに、比で作った銀行の預金通帳が入っていた。現金は国内で新しくビジネスを行うための開店資金だった。男性は、知人が滞在していることもあり、定期的に比を訪れていたが、犯罪に巻き込まれたのは今回が初めてだった。(2014年2月20日のまにら新聞から)

▶ マニラ市マラテ地区で邦人の会社社長が現金9万ペソなど入ったかばん奪われる

首都圏マニラ市マラテ地区マルセロ・H・デルピラール通りの路上で7日午後10時ごろ、横浜市で製造業の会社を経営している日本人男性(42)=横浜市港北区在住=がオートバイの2人組に肩掛けかばんをひったくられていたことが、9日までに分かった。現金9万ペソ入りの封筒と3万ペソ相当のデジタルカメラが入っており、被害総額は12万ペソ(約27万円相当)に上る。
同地区では外国人旅行者の盗難被害が多発しており、警察や地域住民らが協力して大規模な「合同パトロール」を2月末から始めたばかりだった。
日本人男性は今回、経済特区を視察するために、他社の経営者らとともに総勢20人ほどの経済視察団としてフィリピンを訪問していて被害に遭った。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、視察団の一行が同地区の飲食店に入るため、乗用車から降りて通りを横断しようとしたところ、フルフェースのヘルメットで顔を隠した2人乗りオートバイが横切りざま、後部座席に乗っていた男が日本人男性のかばんを奪い取って逃走した。
日本人男性は、仕事で東南アジア諸国に出張することが多く、比にも過去に6回ほど訪れていたが、窃盗被害に遭ったのは今回が初めてだった。(2014年3月10日のまにら新聞から)

▶ マニラ市で邦人男性が「カジノで勝つ元金必要」と、現金8万円だまし取られる

9日午前10時半ごろ、首都圏マニラ市サンパロック地区ディマサラン通りとEクイントス通りの交差点付近で、日本人旅行者の男性(26)=東京都新宿区=が、比人男性3人にカジノで遊ぶ元金が必要として現金8万2千円と多機能携帯電話をだまし取られた。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、男性は事件の3日前に同市マラテ地区の飲食店で知り合った比人男性に、カジノで必ず勝つ方法があると話を持ち掛けられた。9日午前7時ごろ、同地区にある日本人男性の宿泊施設近くで待ち合わせ、サンパロック地区にある比人男性の家に向かった。そこで男性のおじと名乗る男性と会い、さらに知人のブルネイ人と名乗る男性も合流した。ブルネイ人男性が、元金を出せばカジノで必ず増やすとして、男性に手持ちの資金を提供するよう求めたという。男性は手持ちの現金を手渡し、担保として携帯電話も預けた。カジノに向かう途中、元金がもっと必要と3人が言い出し、男性を両替所に連れて行った。男性が両替所から出てくると、3人はすでに姿を消していたという。(2014年3月11日のまにら新聞から)

 首都圏マニラ市で日本人を狙った強窃盗難事件続発。10万円奪われる睡眠薬強盗など

首都圏マニラ市で16日から23日にかけて、日本人旅行者が狙われる強盗、窃盗事件が5件相次いだ。週末は日本の連休と重なっており、旅行者が多かったことが事件の多発につながったとみられる。
20日午後8時半ごろ、同市キアポ地区カリエド通りの飲食店で日本人男性(30)=東京都在住=が、60代の男女2人組に睡眠薬を盛られ、現金10万円などが入った財布や多機能携帯電話を奪われた。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、男性は首都圏パサイ市のエドサ通りを軽量高架鉄道(LRT)1号線のエドサ駅に向かって歩いていたところ、比人男性に「観光案内させてほしい」と声を掛けられ、連れだってマニラ市のLRT1号線カリエド駅に電車で行った。そこで女性と合流、土産物屋で買い物した後、同地区の飲食店に入った。
店で瓶ビール2本とコーラを飲むと、突然意識を失い、気がつくと見知らぬホテルの部屋で横になっていたという。ズボンのポケットを調べたところ、財布や携帯電話が無くなっていたので、翌21日、同本部に被害届を提出した。
これに先立つ16日午後2時ごろにも、日本人男性(22)が睡眠薬強盗に遭っていた。同本部の調べでは、男性は同市のリサール公園近くのファストフード店で女性3人に声を掛けられ、パサイ市のモール・オブ・アジアにある飲食店に女性らの乗用車で移動。移動中、グラスに注がれたビール2杯を飲んだところ意識を失い、翌17日に宿泊していたホテルで目覚めた。調べると、多機能携帯電話と航空券、現金30ペソが無くなっていたという。
また21日午後2時ごろ、マニラ市サンタクルス地区のLRT1号線ブルーメントリット駅付近を、写真を撮りながら散策していた男性(77)=愛知県尾張旭市在住=が、突然現れたオートバイ乗り2人組に肩に掛けていたかばんをひったくられた。中には現金5万円、デジタルカメラ、携帯電話が入っていたという。
ひったくりは22日午前6時半ごろにも発生した。同市エルミタ地区のペドロヒル通りを歩いていた日本人男性(45)=福岡市博多区在住=が、肩から掛けていたかばんに入っていた携帯電話を男性にひったくられた。
23日午前10時ごろには、LRT1号線のUNアベニュー駅から同ペドロヒル駅に向かう電車に乗っていた男性(48)=さいたま市在住=が下車後、ズボンのポケットに入れていた財布が無くなっているのに気づき、警察に通報した。財布には現金3万円
首都圏マニラ市エルミタ地区でこのほど、フィリピンに旅行中の日本人男性(56)=奈良県大和郡山市=が、現金30万円などが入った肩掛けかばんをオートバイに乗った男にひったくられていたことが、6日までに分かった。2日後には、現場から1キロほど離れたマラテ地区で同様の手口のひったくり犯罪が発生しており、首都圏警察マニラ市本部は同一犯の可能性が高いとみて捜査を進めている。
? 同本部によると、この男性は3月5日午後3時10分ごろ、エルミタ地区のユナイテッドネーション通りとマリアオロサ通りの交差点にある日本食レストランに、他の日本人旅行客ら数人と一緒に入ろうとしていた。駐車場に車を止め、男性らは歩いて店に向かおうとしたところ、フルフェイスのヘルメットで顔を隠した男がオートバイで道を横切りざま、男性の肩掛けかばんを奪って逃走した。
かばんには現金30万円のほか、クレジットカード入りの財布、ノートパソコンなどが入っていたという。
男性は被害の届け出先が分からずそのままいったん日本に帰国し、その後、地元警察に相談したところ、次に訪比する際に、事件現場を管轄する警察署に通報するよう助言された。そのため、4月5日までに比を再訪し、同日、マニラ市本部に届け出た。
この事件が発生した2日後の3月7日午後10時ごろ、今度は同市マラテ地区マルセロ・H・デルピラール通りの路上で、同行していた日本人旅行者数人とともに飲食店に入ろうとしていた日本人男性(42)=横浜市港北区=が、車から降りて道路を横切ろうとしたところを、オートバイに乗った2人組に肩掛けかばんをひったくられる事件が発生している。
いずれもツアーの旅行者らがグループで飲食店に入るため、車から降りて店に向かうとしたわずかの瞬間が狙われており、食事前の気が緩んでいる隙をついた犯行という点で共通点がある。また犯人は日本人観光客がよく立ち寄るレストランや日本食店の場所や、駐車場の位置などを熟知しているとみられ、今後も事件が続発する可能性が高い。
同本部によると、外国人旅行者、特に日本人旅行者のほとんどが多くの現金を所持して旅行に来るため、スリや強盗といった犯罪に巻き込まれることが多く、十分な注意が必要という。
また肩掛けかばんで歩く旅行者はオートバイによるひったくりの被害に遭いやすく、今年に入ってからも、同市エルミタ、マラテ両地区で少なくとも4件の日本人のひったくり被害が確認されている。今回のように、被害の届け出先が分からず、帰国してしまう旅行者もいるため、実際の被害はもっと多いとみられる。
日本人を狙った犯罪はこのほか、警官を装って旅行者を脅し、現金を奪い取るケースや、若い女性などが現れて旅行者を言葉巧みに飲食店や民家に誘い出し、睡眠薬入りの飲み物を飲ませ、眠っている隙に物品を奪い去るケースなどが多発している。いずれもフィリピンに慣れていない旅行者が狙われており、国家警察や日本大使館は在比の日本人や旅行者に定期的に注意を促している。(2014年4月7日のまにら新聞から)

▶ 邦人女性がマッサージ店内で男性マッサージ師にいかがわしい行為を受けたと被害届を提出

観光でフィリピンを訪れていた日本人女性(22)が、首都圏ケソン市のマッサージ店内で男性マッサージ師(26)から、いかがわしい行為を受けたとして、首都圏警察ケソン市本部に8日、被害届を出した。
被害届によると、女性は7日午後9時半ごろ、同市UPビレッジにあるマッサージ店を利用。指圧マッサージが始まって、しばらくすると突然、男性マッサージ師が女性の胸を触るなど性的行為を行ったため抵抗したという。(2014年4月9日のまにら新聞から)

▶ 商業施設で買い物中の邦人男性が、かばんから現金5万円入った財布すられる

首都圏サンフアン市グリーンヒルズの商業施設で19日午後5時半ごろ、日本人男性(71)=ルソン地方パンパンガ州アンヘレス市在住=が買い物中に、かばんから現金5万円入りの財布をすられる被害に遭った。
首都圏警察サンフアン署の調べでは、男性は日本人の妻と娘、娘の恋人のフィリピン人男性とともに、施設内で買い物をしていたところ、娘が男性のかばんの外側のポケットが開いているのに気付いた。中を確認すると、現金5万円、クレジットカード、現金自動預払機(ATM)カードなどが入った財布がなくなっていた。
男性は警備員に財布を探すよう助けを求め、警備員がゴミ箱の中に捨ててあった財布を発見。現金のみがなくなっており、カード類は無事だった。(2014年4月22日のまにら新聞から)

▶ マニラ市で観光客の日本人男性が男女5人組に携帯電話2台を盗まれた

観光客の日本人男性(39)=北海道出身=が、首都圏マニラ市路上で話し掛けられた男女5人組に、飲食中に携帯電話2台を盗まれたとして、首都圏警察マニラ市本部に28日、被害を届け出た。
日本人男性によると、27日午後、同市内イントラムロスにあるマニラ大聖堂前でタイ人と名乗る男性に「一緒に観光しよう」と誘われた。その後、ジプニーに乗って飲食店に移動し、途中で合流した女性3人と計5人で食事をした。缶ビールを4本飲んだ後に「ホテルに帰りたい」と伝えると、タクシーに乗せられた。ホテルへ帰る途中のタクシー内で、携帯電話2台入りの肩掛けかばんが無くなっているのに気付いた。旅券やデジタルカメラ入りのかばんは無事だった。(2014年4月29日のまにら新聞から)

▶ ゴールデンウィークで増加した日本人旅行客を狙った窃盗事件が2件相次いだ

首都圏マニラ市エルミタ地区で25、29の両日、日本人旅行者を狙った窃盗事件が2件起きた。日本ではゴールデンウイークに入っており、日本人旅行客が一時的に増加していることが、犯罪多発の要因になっているとみられる。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、25日午後7時35分ごろ、同地区MHデルピラール通りとロメロ・サラス通りの交差点付近で、日本人男性(49)=広島県在住=が歩いていたところ、赤ん坊を抱いた女性と男性の物乞いが金を求めてきた。
日本人男性はそのまま無視して歩き続けたが、気がつくと、肩から斜めにかけていたボディーバッグの口が開いており、中に入っていた現金13万円やクレジットカード、キャッシュカードが無くなっていた。
物乞いの2人は逃走、男性は追いかけたが、見失ったという。
29日午後10時ごろには、同地区マビニ通りを、宿泊先のホテルに向って歩いていた日本人男性(28)=茨城県かすみがうら市在住=が、8歳ほどの少年に後をつけられ、気がつくとズボンのポケットに入れていた現金2万ペソ入りの財布とデジタルカメラを奪われていた。
同本部の調べでは、少年が男性の手を握ろうとしたので、男性が振り払うと、突然少年が逃走。男性が慌てて確認すると、ポケットに入れていた物が無くなっていたという。(2014年4月30日のまにら新聞から)

▶ パサイ市の飲食店で邦人男性(42)が支払いめぐるトラブルで警察に一時拘束される

首都圏パサイ市で17日未明、観光でフィリピンに来ていた日本人男性(42)=米国在住=が飲食店の会計をめぐって店ともめた末、暴力はふるっていないが警察に身柄拘束された。男性は首都圏警察パサイ署の仲介で店と和解、料金を支払って約12時間後に釈放された。
同署によると、この男性は同市FBハリソン通りの飲食店で16日午後11時45分ごろ、飲食代として約1万700ペソを請求された。男性は「請求額は1万100ペソだったはず」と反論、注文したよりも約600ペソ高く、過剰請求と抗議。これに対し店は「最後に注文した品の代金を追加したため」と説明したが、男性は「1万100ペソに最後の注文は入っている」と聞き入れず、支払いを拒否。店が警察に通報して男性は身柄を拘束され、17日午前2時ごろ署に連行された。
さらに店は男性の行為は「営業妨害に当たる」と請求額を2万ペソに倍額してきた。
しかし、国際協力機構(JICA)の専門家として国家警察に派遣されていた日本人警官の指紋採取セミナーに参加の経験を持つ捜査課のゴフォース上級警部が「フィリピンの評判が悪くなるので、観光客に法外な料金を請求するな」と店を一喝。男性が店に1万1千ペソ支払うことで和解、半日後の午後2時ごろやっと釈放された。(2014年5月21日のまにら新聞から)

 外国人狙った誘拐事件の多発受け、在フィリピン日本大使館が注意呼び掛け

フィリピンの日本大使館は27日、「外国人誘拐の発生に伴う注意喚起」を同大使館ウェブサイト上で公開し、ミンダナオ地方を中心に多発するイスラム過激派による誘拐に注意するよう呼び掛けた。
注意喚起では、4月下旬にヨットでルソン地方パラワン諸島沖を航海していたドイツ人男女2人組がイスラム過激派アブサヤフに誘拐された事件や、5月下旬にミンダナオ地方バシラン州でアブサヤフとみられる武装集団に中国人2人が誘拐された事件を挙げ、特に同地域に滞在している在留邦人に対し注意を呼び掛けた。
具体的な注意点としては、日頃から現地治安情勢の収集に努める?外国人は裕福と思われていると自覚し、標的にされないよう慎重に行動する、不用意に身辺情報を流さない?毎日の行動がパターン化しないよう心がける?単独での行動は避ける、などを挙げた。(2014年5月28日のまにら新聞から)

 ソルソゴン州で邦人旅行者2人が、宿泊先の部屋で現金6万円など窃盗被害

ルソン地方ソルソゴン州ドンソル町で28日午前11時ごろ、日本人旅行者2人が、宿泊していたホテルの部屋に置いていた現金6万4千円と千ペソを盗まれた。直後にホテル従業員の男性(23)が窃盗容疑で地元警察に拘束された。
国家警察ドンソル署の調べでは、ホテルに泊まった日本人旅行客の男性(27)=福岡県在住=と女性(26)=福島県在住=の2人はこの日、午前10時ごろから外出。約1時間後に部屋に戻ったところ、ベッド脇のテーブルにそのまま置いていた現金がなくなっていることに気付き、ホテルのオーナーに通報した。
オーナーが従業員に捜索を命じると、従業員男性の1人が突然風邪をひいたなどと言って捜索を拒否した。不審に感じたオーナーが男性のポケットを調べると、中から現金が見つかったという。
男性は一時地元警察に拘束されたが、被害者が告訴しなかったため、12時間後に釈放された。(2014年5月31日のまにら新聞から)

▶ マカティ市の路上で会社員の邦人男性がひったくり被害。現金2千ペソ奪われる

30日午後8時ごろ、首都圏マカティ市のアモルソロ、ビセンテ両通りの交差点で、会社員の男性(28)=北海道網走市出身=が、オートバイに乗った男に現金2千ペソ入りの財布などが入ったハンドバッグをひったくられ、同日午後9時ごろ、首都圏警察マカティ署に被害届を出した。
マニラ新聞の取材に応じた男性によると、同僚と2人でリトル東京に向かっていた途中だった。交差点を南に向かって横切ろうとしたところ、後ろから来たオートバイの男が、右折する瞬間に右手に持っていたハンドバッグをひったくった。オートバイはパソンタモ通り方面へ走り去った。
ハンドバッグには現金2千ペソとクレジットカード2枚、免許証などを入れた財布、タブレット型多機能端末、携帯無線LAN通信機などが入っていた。(2014年6月1日のまにら新聞から)

▶ エルミタ地区で日本人旅行者の男性が口論中にかばんを紛失。警察に届け出る

首都圏マニラ市エルミタ地区のアドリアティコ通りで1日午後5時半ごろ、日本人旅行者の男性(45)=兵庫県神戸市在住=が路上に置いていた旅行かばんを紛失した。首都圏警察マニラ市本部は、何者かが置引したとみて捜査を進めている。
同本部の調べでは、かばんの中には現金5万円とノートパソコン2台、デジタルカメラ、携帯電話、衣類などが入っていた。
男性はこの日、別の邦人男性やフィリピン人男性と行動を共にしていたが、同通り沿いにあるコンビニエンスストアの前で、今後の行き先などについて口論になった。この際、男性は旅行かばんを路上に置いて背を向けていたが、気が付くとかばんがなくなっていたという。(2014年6月3日のまにら新聞から)

▶ マニラ市で、日本人男性から携帯電話を盗んだ疑いでタクシー運転手を送検

首都圏マニラ市キリノ、タフト両通りの交差点で6日午後4時半ごろ、日本人旅行者の男性(46)から携帯電話を盗んだ疑いで、タクシー運転手の男性(40)が近くに居合わせた交通整理員に取り押さえられ、首都圏警察マニラ市本部に連行された。同本部は7日、運転手を窃盗容疑で送検した。捜査当局へのマニラ新聞の取材で9日、明らかになった。
同本部の調べでは、日本人男性は6カ月ほど前から同市パコ地区のホテルに滞在していた。6日夕、首都圏マカティ市の商業施設マカティ・シネマスクエアからホテルに戻ろうとしてタクシーに乗ったが、ホテルの場所をうまく説明できず、キリノ、タフト両通りの交差点で降ろされた。降りた際、持っていた携帯電話が無くなっているのに気付き、タクシーを追いかけて運転手を詰問した。運転手は知らぬ振りをしていたが、口論する声を聞いて駆け付けた交通整理員が運転席の下に隠された携帯電話に気付いたという。(2014年6月10日のまにら新聞から)

▶ マニラ市エルミタ地区で邦人女性が現金3万円など入ったかばんを置引被害

首都圏マニラ市エルミタ地区のマビニ、UN両通りの交差点脇にある飲食店で、13日午前1時10分ごろ、日本人旅行者の女性(55)=兵庫県明石市在住=が、現金3万円と2万1400ペソなどが入ったかばんを置引された。
首都圏警察マニラ市本部の調べでは、女性は知人数人と店内で食事をしていた。気が付くと、座席の後ろに置いていたかばんが無くなっていた。(2014年6月17日のまにら新聞から)

▶ 首都圏マカティ市で邦人男性がオートバイに乗った男1人に、現金数万円の入ったかばんなどをひったくられた

首都圏マカティ市レガスピビレッジで19日午後8時ごろ、日本人男性がオートバイに乗った男1人に、現金数万円の入ったかばんなどをひったくられる被害にあい、首都圏警察マカティ署に被害届を出した。
同署の調べでは、男性は同市ルフィーノ、アデランタド両通りの交差点を歩いていたところ、被害にあったという。
被害にあった交差点は日本食の料理店が立ち並ぶ「リトル東京」の近くで、日本人も頻繁に通行している。
マカティ市では外国人を狙ったひったくり事件が夜間だけではなく白昼にも多発しており、同署の捜査官はオートバイに乗った不審な人物には十分気をつけるよう、呼び掛けている。(2014年6月22日のまにら新聞から)

▶ マニラ市マラテで邦人女性がひったくり被害。現金など入ったバッグ奪われる

首都圏マニラ市マラテ地区のオカンポ通りでこのほど、旅行者の日本人女性(28)=岡山市在住=が後ろから走ってきたオートバイの2人組に肩掛けかばんをひったくられた。かばんには現金約4千円入りのポーチや携帯電話などが入っていたという。首都圏警察同市本部が23日、明らかにした。
調べでは、女性はコンビニエンスストアで買い物後、知人7人と共に宿泊先のホテルに戻る途中だった。かばんをけさ懸けにしていたが、ひもが引きちぎられたという。(2014年6月26日のまにら新聞から)

 首都圏マニラ市エルミタ地区の商業施設内で連続スリの被害。女4人組の犯行か

首都圏マニラ市エルミタ地区の商業施設「ロビンソン」内で5日午後8時ごろ、夕食をとっていた日本人旅行者の男性(56)=茨城県水戸市在住=が、肩掛けかばんの中から現金4万円と1万5千ペソなどが入った財布を抜き取られた。この直前には、一緒だった知人の日本人男性もポケットに入れておいた現金1万円やペソ札を抜き取られる被害に遭っており、外国人ツアー客を狙った連続スリ事件とみられる。
同施設の警備員が、同施設内で犯行を繰り返す4人組の「女スリ団」の存在を指摘しており、首都圏警察マニラ市本部は犯人の特定を急いでいる。
同本部の調べでは、日本人男性の財布には現金のほかクレジットカード2枚と運転免許証が入っていた。
マニラ新聞の電話取材に応じたこの男性によると、ツアー客とツアーガイドの数人で同施設3階のフードコートの屋台に並んで食べ物を選んでいたところ、大柄で年配のフィリピン人の女がぶつかってきた。その後、料金を支払うために肩掛けかばんをみると、チャックが開いており、財布がなくなっていたという。
この直前にも、別のツアー客が現金を紛失したと訴えていた。エスカレーターに乗っていて何者かが後ろに密着して来たので警戒していたが、気が付くとポケットの現金がなくなっていたという。(2014年7月9日のまにら新聞から)

▶ 首都圏ケソン市クバオで邦人男性が睡眠薬強盗被害。カードで現金引き出される

フィリピン旅行中の日本人男性(27)が、首都圏ケソン市クバオで睡眠薬強盗に遭い、クレジットカードから多額の金を引き出されたほか、多機能携帯電話を盗まれたとして3日、首都圏警察マカティ署に被害を届けた。
男性によると、2日午後7時ごろ、道を歩いていると、フィリピン人の女5人と男1人の計6人が声を掛けてきた。男性は6人とともにタクシーでケソン市内の飲食店に移動、店で出された酒を飲んだ後、突然意識を失った。
翌日の午前1時ごろ目覚めると、6人はいなくなっており、携帯電話がなくなっていた。男性はタクシーで首都圏マカティ市のホテルに戻り、クレジットカードの記録を確認、多額の金が引き出されていることに気付いたという。(2014年7月10日のまにら新聞から)

 男3人組から購入した金の延べ棒が偽物だったと邦人男性がマカティ署に被害届

首都圏マカティ市の飲食店でフィリピン人の男3人組にだまされ、偽物の金の延べ棒を現金100万ペソ(約230万円)で購入させられたとして、ホテルに長期滞在中の日本人男性(57)が15日までに、首都圏警察マカティ署に被害を届け出た。
同署の調べでは、男性は8日午前11時半ごろ、同市マカティ通り沿いにある飲食店で男3人と面会し、3人が用意してきた金の延べ棒の購入を決めた。現金を渡す前に男性は延べ棒を手で触って、偽物でないことを確かめたが、3人と別れた後に再度確かめると、別の延べ棒にすり替えられていたという。(2014年7月16日のまにら新聞から)

▶ 首都圏マニラ市エルミタ地区の商業施設付近で日本人旅行者の男性がスリ被害

首都圏マニラ市エルミタ地区で26日午後5時半ごろ、商業施設「ロビンソン」付近を歩いていた日本人旅行者の男性(43)が、ポケットから2万5千ペソなどが入った財布を抜き取られたことが30日までに、マニラ新聞の取材で分かった。
首都圏警察マニラ市本部への届け出によると、男性は夕食を取ろうと宿泊先のホテルから同施設に向かって歩いていたところ、年齢不詳のフィリピン人女性がぶつかってきたという。同施設内の飲食店で食事後、男性が右ポケットを確認すると、財布はなかった。財布には現金のほかクレジットカード3枚が入っていた。(2014年7月31日のまにら新聞から)

▶ マカティ市の路上で旅行中の邦人男性が2万ペソなど入った財布を抜き取られる

首都圏マカティ市マカティ通りとジュピター通りの交差点付近でこのほど、旅行中の日本人男子大学生(19)=大阪府出身=が、子どもを連れた男性の物乞いにかばんの中から現金2万ペソやクレジットカードなどが入った財布を抜き取られた。首都圏警察マカティ署が15日、発表した。警察の調べでは、邦人男性は路上で2人組の物乞いに金銭を要求され、身体などを触られた。何も渡さず2人を振り切ったが、しばらく歩いた後にかばんから財布がなくなっていたことに気づいたという。(2014年8月16日のまにら新聞から)

▶ マニラ市キアポで日本人男性2人が窃盗被害。多機能携帯やデジカメなど盗まれる

首都圏マニラ市キアポ地区の長距離バス停留所で13日午前4時半ごろ、日本人旅行者の男性2人が多機能携帯電話やデジタルカメラなどを盗まれ、15日に首都圏警察同市本部に被害を届け出た。
マニラ新聞の取材に応じた2人によると、観光で滞在していたルソン地方イフガオ州バナウエ町から同市に到着したばかりだったという。2人のうち1人の男性(27)=千葉県市川市在住=は、着ていたウインドブレーカーをかばんにしまうため、ウインドブレーカーのポケットに入れていた多機能携帯電話とデジタルカメラを一度地面に置いた。作業を終えて気が付くと、両方とも無くなっていたという。一方、もう一人の男性(26)=東京都江戸川区在住=も、その後タクシーで宿泊先のホテルに向かう途中、背負っていたリュックサックの脇ポケットに入れていたタブレット型多機能端末とデジタルカメラ入りのポーチが無くなっていることに気付いたという。(2014年8月16日のまにら新聞から)

▶ イスラム過激派によるドイツ人拉致事件を受け、日本大使館が在留邦人に注意喚起

イスラム過激派アブサヤフがドイツ人2人を拉致し、身代金とドイツの米軍への支援中止を要求した事件を受け、在フィリピン日本大使館は25日、イスラム系武装組織によるテロや拉致に注意するよう呼び掛けた。
同大使館は、アブサヤフやバンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)が、イラクやシリア領内のイスラム過激派「イスラム国」(IS)と「同盟を組んだ」と主張していることを踏まえ、米国やフランスなどの対IS諸国連合との対立激化に伴い、比国内でもテロ活動が活発になる恐れがあるとした。(2014年9月26日のまにら新聞から)

▶ セブ市の日本人留学生2人を偽の拳銃で脅したタクシー運転手を送検

国家警察セブ署は7日、ビサヤ地方セブ市の英会話学校に通う日本人学生2人を偽の拳銃で脅したとして、タクシー運転手の男(32)を強盗容疑で同市検察局に送検した。
同署の調べでは、運転手は4日午後11時10分ごろ、同市ラハグの公園からタクシーに乗った日本人の男性(23)と女性(23)を同市グアダルーペの住宅街まで連れて行き、刃渡り約23センチのナイフと偽の拳銃で脅して金銭を奪おうとした。この際、2人は靴ひもで手を縛られた。
偶然付近を通りかかった別のタクシー運転手が異変に気付き、パトロール中の警官に通報。駆け付けた警官が運転手を拘束した。(2014年10月8日のまにら新聞から)

編集: 「ナビ・マニラ」 Navi Manila

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