「本格ナポリ料理をフィリピンの皆様にも…」
イタリア料理店「サルバトーレ・クオモ」がBGCにオープン!

カリスマ的なピッツァヨーロ(ピッツァ職人)、サルバトーレ・クオモ氏
ボニファシオ・グローバルシティに新しくできた商業施設アップタウン・パレードに2日、イタリアレストラン「サルバトーレ・クオモ」がオープンした。日本ではすでにレシピ本やテレビ出演などでカリスマ的な存在となったシェフ、サルバトーレ・クオモ氏がいよいよフィリピンに乗り出し、本格ナポリタン・ピッツェリアの誕生となった。開店に合わせて日本人シェフもたくさん応援に駆け付けた。
なかでも、2003年に開催された世界最高峰のピッツァ(ピザ)の祭典「ピッツァ・フィエスタ」で、イタリア人以外で初めて最優秀賞を受賞したピッツァヨーロ(ピッツァ職人)、大西誠氏も初日から窯の前に立ち、生地を両手で揉みながら引き延ばし、チーズや真っ赤なプチトマトを本場ナポリ風にトッピングする、見事なプロの手さばきを披露した。
クオモ氏は父がイタリア人で母が日本人のハーフ。イタリアで生まれ育ったが父と一緒に渡日。18歳の時に父が千葉で開店したピッツァ店を手伝うが、父の死後、店の大きな負債を抱えるも日本に残る決意を固め、持ち前のファイトで苦境を乗り切った。そして今日まで、ナポリタンピッツァの名を日本で一躍有名にした立役者となった。日本人シェフとは日本語で会話をするほど日本語も流暢だ。
「サルバトーレ・クオモ」はアップタウン・パレード1階角地の目立つ場所にあり、広さは475平米。店に入ると店員からいっせいに「ボンジョルノ(いらっしゃいませ)」。入り口正面の一段高いところがシェフの調理カウンターで料理の盛り付けなどがオープンになっており、客の目にも楽しいつくりとなっている。調理カウンターの手前左側にコの字型のカウンターバーとコーヒースタンドがあり、カクテルなどを注文することができる。その一角にはグランドピアノも。
注目のピッツァ窯は店の奥のレンガ壁の前に据えられていた。ナポリから運んできたという直径約2メートル、高さ3メートル近くある薪窯だ。窯で使う薪は木くずを加工して火力を高めたものでクロアチアから輸入。
焼きに入る前にピッツァ職人が窯に薪を並べながら手のひらで窯内の温度をみる。約400度が適温という。温度が上がるといよいよピッツァ焼き職人の腕の見せ所だ。薪を脇に寄せてピッツァを焼くスペースを確保。そしてスコップのような形のパーラーに載せた生地を滑らせるように炉床に移す。均等に焼くためにときどき、パーラーでピッツァを窯の手前に引き出し円を描くようにゆすりながら器用に回転させて向きを変え、また窯に戻す作業を繰り返す。そして窯に入れてから約2分後、油も引いてないのになんとも不思議、炉床にくっつくことなく、ふっくら、もちもちのナポリタンピッツァが焼き上がった。ピッツァ以外にもイタリア産のモッツァレラチーズにトマトとバジルをあしらったサラダ、カプレーゼや特製カルボナーラ、パスタなど、本場ナポリ料理のメニューの数々もぜひ試してみたい。
SALVATORE CUOMO AND BAR Address: Uptown Parade Mall, 9th Ave.cor 38th Street, Taguig Tel: (02) 946-3072 Twitter: @salvatore_ph Instagram: @salvatorecuomoph Facebook: Salvatore Cuomo Philippines Email: salvatorecuomo_ph@yahoo.com Website: https://salvatorecuomoph.com 営業日・時間: 日- 木:11:00 am to 11:00 pm 金- 土:11:00 am to 2:00 am |
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![]() チーズや真っ赤なプチトマトを本場ナポリ風にトッピングする |
![]() ナポリから運んできた薪窯 |
![]() ふっくら、もちもちのナポリタンピッツァ |
![]() モッツァレラチーズにトマトとバジルをあしらったサラダ。Caprese Con Mozarella di Bufala |
![]() 見事なプロの手さばきを披露する大西氏にカメラを向けるフィリピン人女性客 |
![]() 手長エビのトマトクリームソース・フェットチーネ Fettucine Ai Scampi |
![]() 日本からもたくさんのシェフが応援に駆け付けた |
![]() 約400度の窯で素早く焼き上げる |
![]() 窯の前に立つピッツァヨーロ、大西誠氏 |
![]() 世界最高峰のピッツァの祭典「ピッツァ・フィエスタ」で最優秀賞を受賞したピッツァヨーロ、大西誠氏 |
![]() 生地を両手で揉みながら引き延ばす大西シェフ |
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