前回は AMPALAYA GUISADO

 

 

OKOY

 

 

レストランTATATITO(マカティ市レガスピ・ビレッジ)のオコイ。5個280ペソ。

 

 

 

食材も見た目もまさにかき揚げ
フィリピン流で食べるべし

 

 

 その姿を見ると、日本のかき揚げを思い出す。フィリピン版かき揚げと呼びたいオコイは小エビと刻んだサツマイモ、もやし、ニンジン、タマネギなどの野菜を衣につけて油で揚げた料理。材料も作り方もかき揚げそのものじゃないかと思っていたら、オコイの衣は正式には小麦粉ではなく、もち米粉を使う。

 

 オコイはウコイ(Ukoy)とも呼ばれ、名前の由来は福建語で「タロイモでつくったケーキ」という意味なんだそう。発祥の地はラグナ州とされ、ルソン地方北西部イロコス地域にはオコイ・ティヨスコ(Okoy Tiyosko) というロンガニサ(フィリピンソーセージ)、カボチャ、モリンガなどが入った豪華版もある。

 

 屋台料理やスナックとしても親しまれるオコイは、ピリ辛の酢につけて食べる。かき揚げのように、天つゆや塩で食べてみたところ、確かにおいしいのだがいまいちオコイっぽくない。やはりオコイはオコイらしく楽しむのが一番である。オコイをご飯に載せたら、立派なかき揚げ丼になるとは思うのだが・・・・・・。(T)

 

 

OKOY⇒次回は「Y」で始まるフィリピン料理です。