フィリピンの渡航時期

この記事をシェア

2014年12月6日

BGC Xmasフィリピンは年間を通じて熱帯性気候で過ごしやすいが、大まかに分けると12月から5月までが乾季、6月から11月ころが雨期になる。日本とちがい湿度が低いので、7、8月に日本から訪れる人たちは「フィリピンのほうが涼しい」」と感想を漏らす人もいる。雨季には台風が来ることがあるので、できれば乾季がお勧めだが、南のビサヤ地方やミンダナオ地方は必ずしも雨季と乾季の区別がはっきりしていない。雨にあたれば「アンラッキー」ということになる。 一見季節感がないフィリピンにも涼しいと感じる時期がある。12月のクリスマスシーズンから1月から2月にかけてはシベリアからの寒気のため、朝晩涼しく感じる時候だ。クリスマスシーズンは街中のいたるとことでイルミネーションが輝き、カトリックの国フィリピンがおおはしゃぎする季節だ。日本の新年はしめやかに迎えるが、フィリピンの大晦日から年明けにかけては爆竹が街中で鳴り響き、カウントダウンで年が明けると「ハッピーニューイヤー」の声が飛び交う。その元気と明るさにあやかりたいと、わざわざこの時期を選んで来比する外国人も多い。 3月は年間でいちばん気温が上がる時期で太陽が照りつけ、5月までは「サマーシーズン」と呼ばれている。学校は「夏休み」となる。 この時期は旅行に出かけるフィリピン人の家族連れも多く、観光の「ハイシーズン」、「ピークシーズン」と呼ばれている。 もうひとつ、フィリピンらしさを発揮するのが「フィエスタ(お祭り)」だ。セブ地方のシヌログ、マニラ市キアポのブラックナザレ祭りなどカトリックの宗教行事にちなんだ大きなフィエスタもあるが、日本でいう鎮守さまの祭りのような、キリスト教の守護神を愛でる小さな村祭りも年中、どこかでやっている。祭りには女性のビューティコンテスト(「ムチャ」と呼ばれている)やストリートダンス、夜のディスコ大会、出店、さらに香具師(ヤシ)や遊びバクチがつきもので、子どもから大人まで町挙げて楽しむ。メインイベントはストリートダンスでその主役は小学生から高校生。原色の派手な衣装を着てぞうり履きだが、そのリズム感、ダイナミックな動きと、どれひとつとっても日本の同年代にはないようなパワーに満ちあふれいる。ぜひこのフィエスタの時期もぜひお勧めしたい。

Fruits

Advertisement