未知の料理に出会える!? ジガラット

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2020年3月11日

レバノンライスとガーナの魚シチュー。魚の形のボウルがキュート。

 

 気付けばマニラでの食事が和食、フィリピン料理、中華、時々イタリアン、韓国料理をぐるぐる回るようにパターン化している。たまには普段とは全く違う料理を楽しみたいと思い行ってみたのが、ブルゴスのジガラット(Ziggurat Cuisine)。インド、地中海、アフリカ、中東料理のレストランである。マカティ通りを背にP.ブルゴス通りを進み、左手に伸びるダーバン通りを少し 入ったところ、その名もチグリス(Tigris)通りとユーフラテス(Euphrates)通りが合流する角にある。よって店名は古代メソポタミアの聖なる塔を意味するジガラットなのだろう。

 メニューには細かい字でびっしりと料理が記載されている。米・穀物類だけでもヨルダン、イラン、イラク、レバノン、インド、スリランカ、アフガニスタン、トルコ、ギリシャ、モロッコ、リベリア、ナイジェリア、コートジボワール、エチオピア、シリア、イエメン、シエラレオネなど、国名を冠したメニューがズラリ。初めて聞く食べ物だが、メニューに食材も書いてあるので安心ではある(初耳の食材もあるけれど)。

コードジボワールのレモングラスとオクラ入りライスと、インド西海岸ゴアのピンクカレー。 ピンク色なのかと期待したが、違った。

 

 何にしようかと迷ったが、ちょうどカルロス・ゴーン被告の逃亡先として注目されているレバノンのライスと、ガーナの魚シチュー、ドリンクに甘口ラッシーを注文した。レバノンライスは細長い米にカルダモン、チリなどのスパイス、イノンド(ディル)の種入り。香ばしく、パラパラの食感である。ガーナの魚シチューはオクラ、カボチャ、魚(ティラピアか?ナマズか?)が煮込まれ、エスニックカレーのような辛さの中に、だしのような風味もほんのり感じられる。これらがレバノンとガーナの本物の味かどうかは、私はどちらも行ったことがないのでわからない。しかし、初めて出会った珍しいメニューを楽しめたことは確かである。皆さんもこの店に来て、未知のメニューに挑戦してみてはいかがだろうか。(T)

Ziggurat Cuisine  営業時間:8am~4am、 金・土 24時間営業

 

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