4月末から5月初旬、3連休。マニラの夏真っ盛りの中、やるべきことといったら私はサーフィン一択である。海好きの私
4年ほど前に初めてマレーシアでサーフィンをし、それ以降すっかり虜となった。だが、これまで海の近くに拠点を置いたことがないのと、学生の頃は金銭面でも時間面でも余裕がなかったことで本格的にサーフィンに打ち込めなかったが、サーフィンパラダイスであるフィリピンへの移住をきっかけに、ついにサーファーになってみせようと決意したのである。

 

バレア再び。  ベストシーズンも上達に最適

 

 

 3連休でサーフィンに打ち込むべくどこへ行くか悩んだ末、アウロラ州バレアへ行くことに。昨年11月にサーフィンの体験取材で訪れ、初心者がサーフィン上達を目指すには最適のスポットだと実感し、また必ず戻ってくると心に決めていた。

 

 

 今までは、だいたい観光ついでに近くのサーフィンスポットで1時間の体験をする程度だったが、今回の旅行はあくまでもメインがサーフィン。今回は運がよかったのか、時期がよかったのか、前回訪れた11月よりも波のコンディションがよさそうで、何度も波にチャレンジすることができ3日間の旅行日程のうちサーフィンに当てた2日間で、合計7時間は海に入っていた。まさにサーフィン合宿である。

 

 

 

サーフィンを楽しむ地元サーファーたち。筆者も自分のサーフィンで忙しく、今回の旅行では写真をあまり撮っていないことに後から気づいた。

 

レベルアップを試みるものの…

 

 このサーフィン合宿では、もう少し沖から挑戦し、さらに今まで使っていたソフトロングボードから若干難易度が高いハードロングボードを使ってみることに。ボードへの適応は、始めは少々不安定だったものの、後半はなんとか慣れた。しかし問題だったのが、自分では全く波に乗れないことである。腕の力が全然弱く、サーフィンでかなり重要なパドリングが効果的に行えていないようだ。ガイドとしてついてくれていたインストラクターも、結局は私のボードを押す係となり、「そんな適当じゃなくてもっとしっかり強く漕ぐんだ!」と指導された。腕がしんどくなるまで一生懸命漕いでいるはずなのに……。もういっそのこと上半身トレーニングを頑張ってムキムキにでもなってやろうか。

 

 

 全くの初心者レベルからほんの少しの挑戦を加えてみて、今後頑張るべき点と少々の成長の兆しが見えたと思うと同時に、サーフィンを安全に楽しむことの大切さや本当の難しさも実感させられた。また、冗談抜きで日焼け対策は怠るべきではないということも身に染みて感じた。普段は全く焼ける機会のない脚の裏側が真っ赤になり、やけど状態に。その後数日間はオフィスで着席、起立が拷問でしかなかった。次回は、さらなるスキルアップを目指すとともに、日焼け止めをこまめに塗り直すことを忘れないようにしたい。(METR)

 

 

ロングボードの大会もバレアのサバンビーチで行われていた。