マカティに登場、ディープなエスニック料理店

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2021年11月8日

 

 

 通勤路に、新しいレストランができた。前に紹介した台湾粥の店に続いて、今回アルナイズ通り(パサイ通り)にオープンしたのも中華系料理の店である。新しい店がオープンするのは、コロナ禍がやや改善の兆しを見せ始めた証拠だろうか。それともこれが中華系ならではの商魂なのだろうか。

 

 

 今回オープンしたのは「Er Zi Wa Wa儿子娃娃餐丁」という店。英語、漢字どちらも何と呼んでいいのかよくわからない。「Er Zi Wa Wa儿子娃娃餐丁」をネットで調べてみると、歌のタイトルらしい。餐丁とあったので飲食店となんとなくわかった気になり、11月初旬のランチタイムに行ってみた。

Address: Diminion Bldg., 833 A. Arnaiz Avenue, Legaspi Village, Makati

 

 店の中では中国語が飛び交い、店員にニイハオとあいさつされた。看板通りのディープな中国料理店と覚悟したが、ありがたいことにメニューには中国語と英語が併記されていた。Xinjiangとあったので調べてみると、新疆ウイグル自治区のこと。なんと新疆ウイグル自治区料理の店だった。まさかここマカティで、政治的な問題で話題となっている地の料理を出す店がオープンしたとは・・・・・・。何か深い意味があるのだろうか。まさにディープな店である。下手に政治の話題をしてはいけないと肝に銘じつつ、家常拌面Home Noodlesという無難な麺料理を持ち帰りで頼んだ。名物はBBQのようで、いろいろな種類がそろっていた。

 

 

 奥の調理場から、鍋を振る音、包丁の音など活気が伝わってくる。そしてなぜか店内では猫が自由に歩き回っている。新疆ウイグル自治区料理レストラン&猫カフェ?

 

注文が出てくる約15分の待ち時間は猫を眺めて過ごす。

 

 家常拌面は、手作り感満載の麺に、肉と野菜がたっぷり入ったスープが付いて出てきた。かなり辛そうな見た目だが、意外にも辛くはない。うどんのようなコシが強い麺に、そのスープをつけ麺のように食べていたのだが、これはあんかけで、麺にかけて食べるのだと気付いた。この食べ方でよかったのだろうか? 焼きそばでもなく、これまで食べた中国料理の麺とはどこか違う家常拌面である。

 

 

家常拌面 450ペソ 。2人前ほどありそうなボリューム

 

 

 コロナ禍前、マカティスクエア周辺にディープな中国料理店が続々オープンしたが、すでにかなり閉店してしまった。これからはアルナイズ通りにディープなチャイニーズレストランが続々オープンするのだろうか。(T)

 

 

 

 

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