SB19がピザハットとコラボ

 

[7月2日・フィリピンスター電子版ピザハットフィリピンが、現在人気急上昇中のP-POPボーイズグループSB19とのコラボを発表した。熱狂的なファンが多い若い世代の客層を取り込むことが狙いだ。以前話題になったマクドナルドの「BTSミール」ならぬ、SB19からインスピレーションを受けたメニュー「SB19ミール」を販売する予定とのこと。加えて、ピザハットテーマソングのカバーやテレビCMの撮影もすでに終えており、どちらも公開待ちの状態だという。

 

 

SB19 2018年にデビューした韓国事務所所属のフィリピン人5人組アイドルグループ。アメリカ・ビルボード授賞式のトップソーシャルアーティスト部門に、アリアナ・グランデ、BTSBLACKPINKSEVENTEENとともにノミネートされたことで、より一層注目を集めたネクストヒットグループだ。今のところ日本での知名度はお世辞にも高いとは言えなさそうだが、もしかしたら近い未来、東京の街を歩けば常にどこかからタガログ語の曲が聞こえてくる、という現象が起こる日が来るのかもしれない。

 

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SB19のメンバー。左からステル、ケン、ジャスティン、パブロ、ジョシュ。(Wikimedia Commonsより)

 

 

 

フィリピン人女性、いざ196カ国目へ

 

 

日・デイリートリビューン電子版]フィリピン人女性ブロガーのカトリーナ・ウマンダップさんが、フィリピンパスポート保持者として最も多くの国を旅したフィリピン人女性になろうとしている。2014年に病院での仕事をやめ、世界旅行を始めてから今まで176カ国を訪れてきた彼女は、新たな挑戦として今年末までに196カ国目を目指すつもりだそう。

 

 

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(イメージ画像)

 

ところでビザの取得なしで入国可能な国数を比較する「パスポートランキング」なるものがあるが、先月、最新のランキングが発表され、フィリピンのパスポートは80位(フィリピン国営通信社発表) 。昨年の82位から2つ順位を上げた。現在フィリピンパスポート保持者は67カ国をビザなしで渡航が可能。1位は日本で、ビザ取得なしで193カ国に渡航できる。

 

 

つまり、ウマンダップさんは自身の所持するフィリピンパスポートのビザなし渡航可能国数をはるかに超えて旅行しており、今年末までにはランキング1位の日本のパスポートでビザなし渡航できるレベルをも超える予定なのである。ウマンダップさんの行動力と挑戦に対するモチベーションの高さには恐れ入る。

 

 

ちなみに筆者である私(女性)は、世界一周バックパッカー旅行に学生時代からずっと憧れを持ち続けているものの、どうしても安全面の不安や、実現性の低さを考慮して実行できずにいる。これではせっかくの世界1位の日本のパスポートももったいなく感じる。どうやら憧れといいつつ、いろいろなことを言い訳にしているだけで、ただ行動に移す勇気がないだけのようだ。思わぬところで自分の本当の気持ちに気づかされることになってしまった。

 

 

関連記事:フィリピンVS.日本 パスポート対決

 

 

 

 

昼寝と高血圧・脳卒中の関係

 

 

[7月29日・ピープルズジャーナル]中南大学湘雅医院で、日常的な昼寝と高血圧や脳卒中の関係性を明らかにする研究が行われた。昼寝の頻度などを含むデータは、UKバイオバンク(遺伝子組織などが与える影響を調査する英国の公認慈善事業)で集められたものが使用され、2006年から2019年の13年間で36万人のデータが分析された。

 

 

昼寝が高血圧や脳卒中の原因になりうるという仮説があったが、今回の研究結果から、昼寝そのものには害がないということが明らかになった。実際は、日常的に昼寝が必要な人ほど夜の時間帯に適切な睡眠がとれておらず、高血圧や脳卒中を引き起こしやすい健康状態にあるということだった。

 

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夜スマホもほどほどにしよう(イメージ画像)

 

つまりこの研究でわかったことを一言で表せば、「睡眠時間はしっかりと確保すべし」というわけだ。そんなことわざわざ研究してくれなくてもわかってるわ!とツッコミたくなるようだが、逆に昼寝に罪悪感を持たなくてよくなったという風に考えれば、ありがたくも感じるかもしれない。

 

 

そういえば一時期、生産性向上には15分程度のパワーナップ、すなわち勤務時間中に昼寝をすることが有効であるという話が注目されたこともあった。昼寝に害はないのだし、どうやら生産性も上がるようだし、そういうわけならフィリピンの日系企業を代表して、まずはまにら新聞がパワーナップタイムを実験的に導入して、実際に生産性が上がったかどうかのレポを掲載するのはどうだろう。もちろんただ昼寝がしたいわけではなく、皆様の役に立つ情報を提供するための体を張った体験レポートである。