空港でのフィリピン人の見分け方?
空港で中国人を見分ける方法を、英字紙「デイリートリビューン」の記者が解説。記者によると、今、マニラ国際空港で白い全身防護服を着ている乗客がいたら、中国人と思って間違いないのだそう。そして、コロナウイルスの感染予防に熱心だと伝えています。
マニラでコロナ禍が続く中、感染防止策としてのマスク着用から始まり、外出時のフェイスシールド義務化と続き、いつか全身防護服を着るように求められることになるのでしょうか。町中に白い全身防護服を着た人々があちらこちらにいる光景はさぞシュールなことでしょう。
さて。コロナ禍前の空港でフィリピン人搭乗客のイメージとして、私が経験から思うことは荷物がやたら多いということ。格安航空でも必ずといっていいほど追加荷物が必要となるので、フルサービスキャリアを選んだ方がいいのではと思うこと多々。
また、出発日には空港に異常に早く行くというのもフィリピン人乗客の特徴ではないでしょうか。私の友人はシンガポールのチャンギ空港発マニラ行きの早朝5時頃の便に乗るために、前夜11時には空港に行っていました。またケソン市から夜8時のマニラ国際空港発の便に乗るために午後1時に空港に行くなど、フィリピン人の行動に驚かされたことがあります。確かに空港までの交通機関で何が起きるかわからないことを考えれば、飛行機に乗り遅れるよりは早く空港に行って、のんびりすごす方がいいとは思いますが・・・・・・。
フィリピンタイムで時間にゆるいイメージがあるフィリピン人ですが、空港に行くとなると時間厳守へと変わるのはなぜでしょうか。(12月19日・デイリー・トリビューン)
「トップレス男性」出没
昨年、「北京ビキニ」という言葉をニュースで聞きました。北京で暑い日に男性がシャツをまくり上げ、腹を見せて過ごしている様子を言い表す言葉です。実はこの北京ビキニはマニラ版もあり、マニラ首都圏開発局や各市政府はこの数年間、シャツを着ずに外出する「トップレス」男性の規制に乗り出しています。
ケソン市では2018年から、トップレス男性は公序良俗に反し、子どもに悪影響を与えるとして、精神病による場合を除き、違反者に1,000ペソから5,000ペソの罰金と、再犯者には1年以上の禁固刑を科すとしています。パサイ市では12時間から24時間の社会奉仕活動が科されます。 昨年8月、首都圏カロオカン市で警察が取り締まりを行ったところ、実に204人のトップレス男性を摘発しました。さらに公共の場での飲酒により189人、喫煙で461人が摘発されました。
トップレス男性の違反者の多くは、年配の男性だと思われ、おそらく腹はぶよぶよ。そこで違反者には罰金や社会奉仕活動よりも禁固刑、それも刑務所ではなくスポーツジムに禁固。期間は、腹筋が引き締まり、シックスパックとなるまでというのはいかがでしょう。ますます見せたがってしまって逆効果でしょうか?(12月21日・デイリートリビューン)
ライトアップされるマニラの夜道
12月17日からマニラシティホールからパサイ市との境界までのタフトアベニューに225本の電灯が設置されて明るくなりました。マニラ市のモレノ市長は、暗く人通りが少ないところを明るくすることで、犯罪防止や自動車やバイクの交通の安全につなげたいと電灯の設置目的を述べています。来年早々にはロンキロ・ストリートとR.パパ・ストリートにも電灯が設置される予定です。
クリスマスシーズンになると、マニラの大通りではイルミネーションが灯ります。記者はそれを見て、今年4月にいきなり請求された高額な電気料金を思い出し、イルミナーションなんかやっている場合かと怒りを感じていました。しかし、イルミネーションも単にきれいなだけでなく、暗闇を明るくすることで犯罪防止や交通安全に役立っているのではと思い直しています。
マニラの最近の日入り時刻は午後5時34分。だんだん日が長くなり、7月中ごろに日入りが最も遅く午後6時30分頃。東京の夏やシンガポールでは日の入りは午後7時頃なので、マニラに来た頃は、夜が来るのが早いと感じました。暗くなるのが早いから犯罪の増加につながっているのではないかと思ったりもしました。早く暗くなって、長く感じる夜だからこそ、マニラのナイトライフが隆盛していたのかもしれません。ひょっとしたらフィリピンの出生率の高さにも貢献しているのかも?(12月19日・デイリー・トリビューン)