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マカティで再会「フィッシュヘッドカレー」

2021年3月18日

 

 ある店を探してマカティ市のサルセドビレッジを歩いていたところ、その店はなくなってしまったようで、全く別の店、チョンバル(Tiong Bahru)というレストランになっていた。この名前を聞いて、懐かしく思うシンガポール経験者もいらっしゃるだろう。これまでもマニラでのシンガポールのローカル料理との再会を書いてきたように、今日も思いがけず、またまたまたシンガポールのローカル料理との再会となった。

 

シンガポールの味とマニラで再会 ロンファバクテー

 

ポークジャーキー「バクワ」と再会

 

 

 チョンバルはシンガポールの地域の名前で、華人のローカル色が強い、2010年頃からカフェが増えておしゃれになった、確かシンガポール建国の父である故リー・クアンユー氏の選挙区だったような? というのが、チョンバルに関するずいぶん昔の私の知識である。この店は、このチョンバルのランドマークであるチョンバルマーケット内のホーカー屋台店のフィリピン支店。海南チキンライスが名物の店で2017年から19年までミシュラン・シンガポール版のビブグルマンに選ばれたそうである。サルセドビレッジ店は今年の1月にオープンしたばかり。パサイ市にもある。

 

所在地:G/F Easton Place Condominium, 118 Valera St., Cor. V.A. Ruffino, Salcedo Village, Makati City       https://www.facebook.com/tiongbahruph/

 

 

まさかのフィッシュヘッドカレー

 

 

 久しぶりのチキンライスを楽しみに店に入ったところ、メニューにフィッシュヘッドカレーがあるではないか。まさか今日マカティでフィッシュヘッドカレーに再会できるとは思わなかった。最後にリトルインディアで食べたのは何年前だろう? 高揚した気分でフィッシュヘッドカレーを持ち帰りで注文した。30分ほど待つと言われたが、ノープロブレム!

 

 

 どうして魚のボディではなくてヘッドが使われるのかについては諸説ある。裕福な家で働く家政婦がいつも食べずに捨てられる魚の頭をもったいないと思って料理したところ、大好評だったことから生まれた。あるいは、インド南部出身のシェフが、インドでは食べない魚の頭をシンガポールの華人が喜んで食べるのを見て、カレーに入れることを思いついたとか。シンガポールにはインド風、中華風、中華とマレーミックスのプラナカン風というように、同じフィッシュヘッドカレーでも似て非なる種類がある。マニラでもいつかいろんな種類のフィッシュヘッドカレーの食べ比べができたらと思う。

 

 

 いざ、マニラに来てから初のフィッシュヘッドとの対面である。豪快な見た目はインスタ映えすると思うのだが、すでにネット上では大人気なのだろうか? 魚はシンガポールと同じくスナッパー(タイの一種)。ミルクフィッシュとかにローカライズされていなくてよかった。ナス、オクラ、トマト、湯葉が入り、カレーはスープっぽい。スープ状のカレーで、店内で食べると土鍋に入って出てくるというから、チャイニーズスタイルのフィッシュヘッドカレーと思われる。

 

インスタ映え?な見た目のフィッシュヘッドカレー700ペソ(持ち帰り)。ほかにフィッシュカレーというのもある。

 

 肉厚の魚の身は食べ応え十分。カレーは辛いのが苦手な私にとってもちょうどよい辛さ。辛すぎず、食べてカレーの余韻が口の中に気持ちよく残る。私はカレーにご飯かナンかと言われたら、ナン派なのだが、昔リトルインディアの某有名店で「フィッシュヘッドカレーにはご飯の方がおすすめです」と言われて以来、その教えを忠実に守っている。

 

 

 2〜3人前はゆうにあるので、1人で食べ切ろうとするのは無謀かもしれない。私はランチで食べきれなかったフィッシュヘッドカレーを、今夜自宅で食べるのを楽しみにしている。昼もカレー夜もカレーである。魚の頭ならではの頬や目玉、くちびるはまだ残してある。お楽しみはこれからだ。(W)