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マニラ・アート徒然 #3 グループ展覧会始まります

2020年9月16日

 

こんにちは。マニラで美術作家をやっています山形です。

3回目は私の出展するグループ展のお知らせです。

マニラ・アート徒然#1で準備中だった作品ですが、紆余曲折あり、9月19日(土)よりマカティ市にあるUNDERGROUND ギャラリーで出展されることになりました。
マニラ・アート徒然#1

UNDERGROUNDギャラリーは、マカティ・セントラル・スクエア2階(ジョリビーがある階の一つ上の階)にあります。

 

UNDERGROUNDギャラリー

 

私の作品の一部はこちらです。

Inner Narratives 1 : 2020 Atsuko Yamagata

 

近づいて見た様子。

 

私は自分の身体的な感覚や内側の感情や思想のようなものを体の中のイメージに掛け合わせて表現しています。

今回のマニラでのロックダウンの間に、絶対に体調を崩さないようにしようという意識から、より自分の中身(物質的にも精神的にも)に意識を向けていた数ヶ月でした。人にあまり会えなかったので、自分と対話するような時間が多かったのもあります。

この作品は近づいたり遠のいたり距離で見えてくるものが少しずつ変わるので、実際に見て頂ける際には、作品との距離を変えながらミクロとマクロの世界を楽しんでもらえたらと思います。

 

また、素材は数年前から使用させていただいている、ベンゲット州の紙アーティスト志村朝夫さんの手漉き紙を、重ねて貼っていくというやり方で作っています。そのほかにフィリピンの一般的な木工用接着剤や、鉛筆、墨汁など組み合わせています。

 

今いろいろと説明してしまいましたが、今更ですが見る時にはお好きに、自由に、鑑賞して下さい!!

 

また、現代アートが苦手とか、アートはわからない、という方もいると思いますので、私が実践しているアートの鑑賞の仕方をちょっとだけ紹介します。

 

作品に対峙して、まずはそれを見てどんな感情が湧いてくるか自分の心に聞いてみる。きれいとか、気持ち悪いとか、好きじゃないとか、何だろうこれ、とか、いろいろあると思います。

その上で、積極的に興味を持ってみる、というのが大事なのかなあなど思ったりします。ただし全てに興味を持たなくても良いのです。例えば今回はグループ展なので、いろいろな作家の作品を見ることができます。

その中で、自分の初見で何か引っかかった作品に対して、どういう背景があるのか、その作家について調べてみたり、展覧会の文章を読んでみたり、運よく作家自身にギャラリーで会えたりすれば、どういうつもりで作ったのかを聞いてみる。ギャラリースタッフに聞いてみるのもよいでしょう。

 

それを知った上で、できればもう一度作品を見て、どんなふうに自分が感じるか試してみる。

 

そうして作品の背景などを知ることにより、世界への見方、フィリピン人作家の作品ならもちろんフィリピンについて、自分自身の思考などを更新することができます。

 

もちろん、時間がない場合などは、最初のステップのまっさらな状態で作品と対峙して自分の心と会話する、だけでも十分かと思います。

 

私は私の作品の説明を上記でもうしてしまいましたが(汗)、よかったらそのような鑑賞の仕方を試して見てください。

わからない、と線を引いてしまうのが一番もったいないかと思います。

 

 

また、同ギャラリーでは、同時にもう一つのグループ展が開催されます。

アーティストのGene Paul Martinがキュレーションした若手作家が多いグループ展です。アンダーグラウンドギャラリーは二つの部屋があり、一つが私が参加するグループ展、もう一つがこちらです。

 

二つの展覧会は9月19日(土曜)から、10月10日までです。

ただし、ギャラリーは現在、月・水・金の12時−17時しかオープンしていません。お時間が許せば、観に来てみてください。

 

UNDERGROUND ギャラリー

住所:2nd Level, Makati Square, 2130 Don Chino Roces Ave, Pio Del Pilar, Makati City

電話・Eメール:09275118489 / underground12615@gmail.com | info@underground.gallery

開館日:月・水・金 12PM-5PM

 

過去のコラム:

マニラ・アート徒然#1
マニラ・アート徒然#2

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文:山形敦子 

美術作家。2012年よりマニラ在住。主にフィリピンにて個展を開催するなど活動している。

近年の主な展示に、2020年個展『Do you hear it?』Art Informal Gallery(マカティ市)、2019年Mervy Puebloとの二人展『Transcendental』カルチュラルセンター・オブ・ザ・フィリピン(パサイ市)など。

フィリピン以外での展示は、2017と2019年に群馬県中之条町で行われる中之条ビエンナーレに参加。2017年は札幌市のJRタワーホテル日航札幌で個展を開催。その他シンガポールやマレーシアでグループ展に出展している。

またミュージシャンと協業し、ライブで絵を描くライブペインティングも行う。プロフィール写真は2019年11月にマカティ市TIU Theaterで開催したジャズとライブペイントの公演『Jazz En』での公演中の写真。

2020年現在は日刊まにら新聞にも所属。最近の趣味は料理を作って美味しそうな写真を撮ること。

ウェブサイト:https://atsukoyamagata.com/