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ナビマニラE-book 2022.09.29
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フィリピンの古着屋ウカイウカイ。ちょっと得体のしれないスポット? 古着ファンにとっては掘り出しものに出会えるかもしれないパラダイス? そんなウカイウカイへ、ナビナニラ記者が初挑戦、激安コーディネートにチャレンジしました!
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ナビマニラ10月号ファッション特集!編集部が街に繰り出して、おしゃれな人にインタビュー。ファッションのこだわりを聞きました。第1回目はマカティのアヤラセンターと、タギッグのBGCで出会った素敵な2組です。
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Feature Article 2022.10.20
庶民の味方と言われるフィリピンの古着屋ウカイウカイ。激安価格で中古の衣類を購入できることで有名だが、どうやらお値段以上のものに出会えることもあるのだとか。果たして噂通り掘り出し物は見つかるのだろうか。そして、ウカイウカイで見つけた服でおしゃれコーディネートは可能なのか。フィリピン初心者の筆者が未知なる世界へと足を踏み入れてみた。
ウカイウカイとは?
ウカイ(Ukay)の語源はタガログ語の「掘り出す(Hukay)」と言われている。その名の通り、店内一面に並ぶ古着の中からまさに「掘り出し物」を見つける場所である。店に並ぶラインナップは様々で、アメリカやヨーロッパ、はたまた日本の中古商品が輸入され販売されていることもある。ウカイウカイは1980年代初頭頃のバギオが発祥の地と考えられているが、そもそもは海外から送られてきた寄付品を販売業につなげたことが始まりと言われており、正確な第1号店を特定することは困難。
初ウカイウカイ
「950ペソ」チャレンジ企画
今回「ウカイウカイ初体験」&「950ペソ以内でトータルコーディネートチャレンジ」ということで、決めたテーマは「仕事後にデートがある日のオフィスコーデ」。ウカイウカイでこのような気合の入ったきれいめコーデを調達するのは難しいであろうというイメージをもとに、少々ハードル高めのテーマを設定した。
探検の地に選ばれたのはマカティ・セントラル・スクエア。6店舗回ったが、同じウカイウカイでもそれぞれ特色がみられ、服の質が良さげ(タグ付き、新品っぽいなど)で値段がそこまで安くない店もあれば、激安でしっかりと吟味する必要がありそうな店もある。靴をメインに取り扱う店もあった。そして驚くなかれ、店によっては下着まで見つけることもできる。売られているということは、見知らぬ誰かが使った下着を購入する人がいるということ。さすがに下着を買う勇気は筆者にはなかった。
服の種類はさまざまで、トップスだけでもイマドキなクロップトップからシンプルなブラウス、そしてこれ買う人いる!? と思わずつっこんでしまいそうになる古ぼけたTシャツまで。また女子にはうれしいワンピースドレスを豊富に取り扱っている店もあり、ガーリー系もセクシー系も幅広く見つけることができた。靴に関しては、スニーカーやヒール、サンダルはもちろんのこと、ブーツがたくさん売られていることに驚いた。フィリピンのような常夏の国でブーツを上手く履きこなせば、おしゃれ上級者認定されること間違いなしだろう。
まにら新聞社員20人に聞いてみた!
「ウカイウカイに行ったことある?」
(フィリピン人15人、日本人5人に聞き取り調査)
YES
● とにかく安くて種類が豊富(フィリピン/男)
● クリスマスパーティーなど年に1回しか使わないイベント用のコスチュームを買うのにピッタリ(フィリピン/女)
● 年末にまとめ買いをする(フィリピン/男)
● ほかの店にはない掘り出し物が見つかることがある(日本/女)
● 米国から輸入された服がある(フィリピン/男)
● ウカイウカイを見つけるたびに入りたくなる(フィリピン/男)
NO
● 気に入った服が見つかってもサイズが選べない(日本/女)
● どこから来たか誰が着たかもわからない服はちょっと・・・・・・(フィリピン/男)
● 清潔とはいえない(フィリピン/女)
● ウカイウカイより新品の服の方がいい(フィリピン/男)
Ukay-Ukay 815ペソコーデの完成
約2時間ほどかけて6店舗を回った後の戦利品は上記の通り。今回はOLのデート服ということで、ロングスカートにきれいめトップス。そして靴とベルトを購入。ロングスカートは75ペソで、ベルトは120ペソ。そしてトップスは驚愕の3着で100ペソだった。この中で一番高かったのが靴。元値は480ペソだったのを、10ペソ分の小銭をたまたま持ち合わせていなかったため、おまけの470ペソで購入した。どの店もパンプス類は値段のわりに質のいいものを見つけられなかったので、パンプスをわざわざウカイウカイで買う必要はないかもしれない。
初ウカイウカイを大いに楽しみつつ、チャレンジ企画も無事終えることができた。スカートは噂通り値段以上の商品だったし、服に合うベルトを見つけられたことはうれしい想定外。もちろん購入する気にならないものもたくさんあったので、ウカイウカイショッピングにはたっぷりと時間をかけて良いものを選び出す必要があるだろう。だが逆を言えば、時間さえかけて何店舗か回れば、何かしらの掘り出し物に巡り合えるということでもある。ちなみにマカティ・セントラル・スクエア内の店は3〜4カ月に1回入荷があるという。だいたいそれくらいのペースで通えば、毎回新しい商品に出会えそうだ。
一方で、ウカイウカイにはいろいろと怪しい噂も多い。試しに「服はどこから来てるの?」と店の人に質問してみたところ、「仕入れ先として納品業者と契約を結んでいる」とのこと。つまり店の人自身も自分の売る服がどうやってウカイウカイまで辿り着くのかは把握していない模様。調べれば調べるほど「本当か!?」と思うようなエピソードや都市伝説が出てきてますます怪しいが、フィリピン文化を体験するという意味で行ってみる価値は間違いなくあると言える。ウカイウカイで買うか買わないかはあなた次第だ。