Please wait while flipbook is loading. For more related info, FAQs and issues please refer to PDF Flipbook documentation.

Vol.78の記事一覧

魔訶ふぃりぴん:ゼリーが好きでたまらない記者にとってうれしいことに、マニラにはいろいろカラフルなゼリーや寒天が売っています。そこで、ユニークな形のゼリー型でつくってみました。どうしてこんなゼリー型があるの? と思ってしまうものも。

先月5月6日からオンラインで行われたアートフェア・フィリピン2021(Art Fair Philippines 2021)をマニラ在住のアーティスト、山形敦子さんがレポート。アートフェアとは?そして、フィリピンのアートフェア事情を解説。

ナビマニチャンネルのプレゼンターでマニラ女子YouTuberのまーちゃんに、プライベートに関するいろいろ質問をぶつけてみました。意外な一面を知ってナビマニチャンネル動画をさらに楽しめるようになりますよ!

フィリピン人なら知っている謎の病気パスマ。フィリピンで信じられているパスマの原因とは? フィリピンに暮らすなら知っておくべき迷信(?)を日英・タガログ語通訳のデセンブラーナ悦子さんが解説します。

マニラには日本人の児童・生徒が通う日本人学校がありますが、セブには日本人補習授業校があります。1980年代初めに開校した授業補習校の変遷、現在のコロナ禍の状況をセブ日本人会の蝶谷正明さんが紹介します。

フィリピンで、地元の 日本ブランドファンの期待に応え、日本のファンを増やしてくれている@Tokyo(アット東京)。アネロのバッグやセイコー、カシオのウォッチ人気モデルなど在留邦人にもぜひ知ってほしいマニラのセレクトショップ@Tokyoを紹介します!

ナビマニラ6月号/2021年(Vol.78)巻頭企画:インタビュー オタク in マニラ Interviews with Otaku in Manila / 連載コラム:フィリピノ・ワールド/#まにら散歩/セブ通信/北の町バギオから/マニラ・アート徒然/ナビマニチャンネル マニラ女子YouTubersに聞く20の質問

フィリピンと日本をつなぐのはオタク文化だ! ということで、漫画、アニメ、ゲーム、コスプレ、アイドル、ヲタ芸、フィギュア、アニソンといった界隈のフィリピン人オタクの方7人をインタビュー! そのディープな浸透度を探りました!

コーディリエラ山岳地方郷土料理のイベントが、先頃バギオで行われ、伝統の食文化とともに斬新な創作料理も披露されました。コーディリエラ・グリーン・ネットワークの反町眞理子さんのレポートです。

 

 

 

 どれだけ食べてもあきないものは何かと聞かれたら、私の場合、チーズ鱈(たら)か、ゼリーである。日本でおなじみのハウスのゼリエースだったら、どんぶりいっぱいは軽い。洗面器にいっぱいでも行けそう。その気になれば、ユニットバスいっぱいでも食べることができるのでは? と思うほど好きだ。

 

 

 

マニラで売られているカラフルで種類も豊富なゼリーと寒天

 

 

 

 マニラではもっぱら米国のJELLOやローカルのグラマン(Gulaman)を作る。グラマンは寒天のこと。英語でアガー(Agar)。マレーシアなどにあるようかんのようなデザート、アガアガという名前の由来はこれらしい。ゼリーがゼラチン、牛の骨髄からつくる動物性なのに対し、グラマンは海藻を抽出した植物性。マニラのスーパーマーケットには、このグラマンの種類が多くそろっている。赤、緑、黄、白、茶、黒いのまであってとてもカラフルだ。

 

 

 

 

見た目も奇怪なゼリー型

 

ゼリーの型。脳みそ、子どもの顔、フナのような魚。

 

 

 

 先日、ネット通販Shoppeでゼリーの型を買ってみた。型は魚、子どもの頭、脳みそ。実際につくってみて一番よくできたのは魚で、ウロコや口、ヒレもちゃんと再現された。赤のイチゴ味、JELLOでつくった黄色のレモン味、パンダン味の緑はそれなりに楽しめたが、黒いのは味がなく、はちみつをかけたり、フルーツ缶詰のシロップに混ぜて食べたが、1匹食べるのは大変だった。薄く切って刺身のように醤油で食べることも考えたが、勇気がなかった。

 

 

魚を4色作ってみました。英語でクラゲをJellyfishといいますが、これらもまさにJellyfish。くらげのゼリー型があれば、より本物っぽくできるのでは?

 

 

 

 子どもの頭は表情がはっきりとは出ないけれど、この型がたくさんあったら、いっぱいつくってひと口ゼリーやグミのように楽しめそうである。
 脳みそはうまく固まらず、しわもきちんと再現されなかったのが残念。どうしてグロい脳のゼリー型があるのかと思えば、ハロウィンの時のデザートに使われるらしい。イチゴ味の脳みそを食べながら、中国料理の珍味にサルの脳みそがあると聞いたとか、スリラー映画『ハンニバル』に脳みそを食べるシーンがあったなあと思い出す。

 

 

子どもの顔。ちょっと不気味か?

脳みその形のセリー。

 

 

 次はどんな形のゼリーを作ろうかと型になるものを探していたら、マカティシネマスクエアの雑貨店で女性のマネキンの上半身の片側半分が売っていた。ゼリーを流し込める。だが、大量のゼリーが必要になり、大きくて冷蔵庫で冷やして固めることはできない。どうしようと考えながら、ふと冷静になった。日本人のおっさんが1人でマネキンの形のゼリーを食べている。そんなことをしてはいけない。危ない人になるのを踏みとどまった。(T)