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コロナ禍がもたらしたセブの交通革命

2020年11月2日

by: 蝶谷 正明(セブ日本人会)

 

 コロナ禍が取りあえずひと段落? した感があるセブですが、ビフォー・アフターでさまざまな変化がありました。その一つが交通です。これまでセブの公共交通機関といえば、ほぼジープニーのみ。3、4年前、SMショッピングモールが集客のために導入した大型バスが新しい交通手段として登場したのですが、急速な広がりは見られませんでした。そんな中で、昨年からボチボチ走り始めたのが、路線運行のエアコン付きミニバスでした。

 

長距離バスが転用されてセブ市内向けとなったバス。セブの交通革命をけん引するのはバスか?

 

 セブ市は渋滞の要因の一つとして、ジープニーの廃止を基本政策の中に発表しています。しかし、利権絡みでそう簡単にジープニーがなくなるはずもないと、冷ややかに見られていたところ、コロナ禍で状況は一変。セブ州は、一般防疫の規制が緩和されてから台数制限のうえジープニーの運行を認めるようになりましたが、セブ市とマンダウエ市では現在も禁止のまま。外出してもジープニーの姿はなく、ミニバスが驚くほどの勢いで増えているのです。初乗り料金はジープニー8ペソに対してミニバスは9.5ペソ。 排気ガスとほこりにまみれ、窮屈なジープニーに比べれば、いくらか運賃は高くてもエアコン付きのバスの方が快適です。バス停でしか停まらない不便さはあっても、既に人々に受け入れられているようです。ミニバスはまだジープニーに取って代わるほどの台数はなく、今道路では粗っぽい運転の中・長距離バスが我が物顔で走っています。

 コロナ禍がもたらした交通革命によって、渋滞が緩和したかどうかはまだ結論は出せません。なお、マクタン島ではバス、ジープニー、トライシクルが今も混然一体となって走っています。