レバニーズバーガー初対面

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2021年2月15日

 

 ジョリビー、マック、バーガーキング、ウェンディーズ、モスバーガー、バーガーマシン、そしてレストランやバーでフォークとナイフと一緒に出てくるハンバーガー。これまでマニラでいろいろなハンバーガーを食べてきた。そして、先日ブルゴスで初めて、レバニーズバーガーなるものに出会った。レバニーズ=Lebanese、中東レバノンのハンバーガーである。最近はカルロス・ゴーンの逃亡先や大爆発事故でニュースにもなったレバノン。あまりハンバーガーとは結び付かないイメージの国だが、ネットで見るとレバニーズバーガーというのがどんどん出てくる。

 

 

 ブルゴス・ポブラシオンのヤラヤラ(Yalla Yalla)はレストランというよりも、立ち食いそば式レバノン料理食堂と呼びたいところ。すでにフィリピンで人気のシャワルマ(Sharwarma)などといっしょに、レバニーズバーガーがある。

 ½ポンド(約250グラム)のバーガーパティに、コールスローサラダ、トマト、キュウリ、ビートルート。野菜が多くてヘルシーそうなレバニーズバーガー。私はビートルートのファンではないので取り除く。ビートルート入りのハンバーガーを見るのはオーストラリアにいた時以来である。

レバニーズバーガー220ペソ。ハンバーガーとフライドポテトの組み合わせは空腹時にピッタリ。

 

 レバニーズバーガーには、これにフライドポテトが加わる。実はヘルシーというよりカロリーたっぷりのヘビーなハンバーガーなのであった。食べると、とにかくお腹はいっぱいになる。しかし、世界4大料理と呼ばれるレバノン料理のハンバーガーとしてはちょっと安易すぎるのではと思う。ジョリビーやマックでハンバーガーとフライドポテトを頼んで自分ではさめば、それなりに出来上がる。ハンバーガーにフライドポテトがはさんであるのが、なぜレバノンのハンバーガーなのかわからない。レバノンの人たちは忙しく、ハンバーガーフライドポテトを同時に食べる方法としてつくったのだろうか。

 

 

 レバノン料理のシャワルマが、フィリピンでは屋台料理として人気を博している。だとすると、次に来るのは、レバニーズバーガーかもしれない。ハンバーガーとフライドポテトが一体となってコスパも良さそうなので期待できる。もしジョリビーが提供を始めたら、一気にフィリピンに浸透して、今年注目のフードトレンドとなるだろう。(W)

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