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マニラ現地紙ナナメ読み 5

2020年9月1日

生死を操る紙一枚

 

 セブ市のある家族は7月、市当局から手紙を受け取りました。「親類の方はコロナウイルスから回復されました」。しかしその家族にとっては決してうれしい知らせではありませんでした。なぜなら親戚は5月にすでに亡くなっていたからです。市のミスでした。

 海外で働くあるフィリピン人男性は、出生証明のコピーを発行してもらうために役所に行きました。すると、役所の人から言われました。「あなたにはすでに死亡したと届けてあります」。 死んだと登録されている人間を仕事先に雇ってもらえるわけはありません。男性は前妻の仕業を疑いました。彼女は再婚をめざすなら、離婚歴より未亡人の方が都合がいいと考えたのでしょうか。

フィリピンにはゾンビがいっぱい?

 最近スキャンダルに揺れているフィリピン健康保険公社(フィルヘルス)。男性は保険公社から送られてきた加入者向けの通知で、自分がすでに死亡扱いになっていることを知りました。保険公社は男性にミスを誤り、訂正することを約束しました。保険公社には、このようにゾンビ扱いされている加入者がほかにもたくさんいるのでは……。保険公社の職員によれば、「大丈夫。死者でもすぐに訂正して、生き返らせますから」。(8月28日・デイリートリビューン)

 

 

子どもができたら木を植えよ。卒業したければ木を植えよ。

 

 下院で植樹に関する2つの法案が審議されています。1つは、子どもが生まれたら1人につき2本の木を植えるというもの。植える場所は、家の敷地内またはバランガイが指定したところで、生後30日以内に植えなくてはなりません。この植樹が出生証明発行には必須になります。2つ目は、高校生、大学生は卒業の条件として1人2本の木を植えることが義務付けられます。

 これらの植樹の法案では、フィリピン在来種の果樹を植えることが望ましいとされています。

 生まれてくる子どものために木を植えるのは、子どもといっしょに木を育てる楽しみができるかもしれません。しかし、子ども1人につき木を2本植えたら、多産なフィリピンではすぐにうっそうとした森ができるのでは? バランガイに森・・・・・・。

 卒業生にとってはいい記念の植樹になるでしょう。日本では同期の卒業生で記念に1本植樹とかだと思いますが、フィリピンはスケールが違いますね。

 ところでこの法案の目的は? 森林破壊を食い止めることでしょうか。だとしたらすごくいいアイデアだと思います。(8月31日・マニラタイムズ)

 

路上のウニ?

 

 英字紙デイリートリビューン(A6面)に掲載されたストリートチルドレンが遊んでいる写真に、このような説明がついていました。「Street urchins are having a ball….」。

 え、路上のウニ? ストリートチルドレンのことをウニと呼ぶの? と思いつつ、ロングマン英英辞典を調べてみると、Urchinとは貧しく、汚い格好の子どものことを言う古い呼称だと知りました。そしてさらに調べてみると、中世ではUrchinとはハリネズミを意味したとのこと。なるほどハリネズミのようなトゲがあって、海にいるからウニはSea Urchinなのだと納得。ではストリートチルドレンをUrchinというのは? ポリティカルコレクトネスは大丈夫なのでしょうか。(8月30日・デイリートリビューン)

Sea Urchin

昔はUrchin

 

 

フィリピン航空、コロナ対策トップ10入り

 

 航空会社のコロナウイルス対策の安全性を評価したセーフトラベルバロメーター社による報告で、フィリピン航空(PAL)は最高5点中、4.2点を獲得し、安全な航空会社上位10社に入りました。この調査では150以上の航空会社の搭乗前から機内での安全性が評価されています。上位10社は次の通りです。

4.5点:ルフトハンザドイツ航空

4.4点:ビスタラ航空(インド)、デルタ航空、アレジアント・エア(米国)

4.2点:フィリピン航空、中華航空(台湾)、ハワイアン航空、エアアジア・マレーシア、エミレーツ

4.1点:アラスカ航空

 セブパシフィックは3.2点でした。

 昨年、PALはSKYTRAXが発表した最も改善した航空会社に選ばれました。コロナ禍の中でもPALの改善は続いているようです。(8月29日・フィリピンスター)